St-Emilion(サン・テミリオン)


プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAが2つ、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBが11、グラン・クリュ・クラッセが55。ほかグランクリュ多数。

ドルトーニュ河右岸に広がるサン・テミリオンは、赤ワインのみが認められる産地です(その歴史はローマ時代までさかのぼります)。約5000haの地区から年間平均約26hlが生産生産される。サンテミリオンはコート(高台の意)とグラーヴ(砂利の意)と呼ばれるふたつの区域に大別され、コートでは粘土石灰質土壌のため主にメルローが。グラーヴでは砂利質のためカベルネが栽培されている。粘土石灰質土壌はさらにコート(斜面)に分類される。サンテミリオンの多くのシャトーは、コートにあり、オーゾンヌやパヴィ、ボーセジュールなど著名なシャトーが点在する。一方のグラーヴでは、シュヴァルブランが砂礫層を生かして良好なカベルネフランを栽培し、右岸では例外的に高い比率(6:4)でカベルネフランを使用して芳醇なワインを造っている。

1954年以来、数回にわたって格付けが行われ、96年に5度目の見直しがなされた。格付けシャトーは全部で68。プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAが2つ、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBが11、グラン・クリュ・クラッセが55。ほかグランクリュ多数。

2006年に6度目の格付け見直しが行われ、トロロン・モンド、パヴィ・マカンの2シャトーがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに昇格したほか、モンブスケなど6シャトーがグラン・クリュ・クラッセに昇格した。また、ベルビュー、カデ・ボン、ヨン・フィジャック、ヴィルモーリーヌ、テルトル・ドーゲなど11シャトーはグラン・クリュ・クラッセから降格となった。この結果、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAは2つのまま、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBは13、グラン・クリュ・クラッセは46となった。


プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA


Ausone(オーゾンヌ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA

面積 7.0ha

品種 メルロ50% カベルネフラン50% 

樹齢 50~55年

生産本数 2万~2万3000本

醸造/熟成 木製槽で3~4週間/新樽100%19~24ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ラ・シャペル・ドーゾンヌ/7000本

試飲リポート  【オーゾンヌ】78  【シャペル・ドーゾンヌ】03

2ndはシャペル・ドーゾンヌ 。4世紀のローマの詩人、オーゾニウスの別荘跡に建てられたというシャトー。畑はコート地区で最良の高台に位置し、石灰・粘土質土壌などメルロの生育にこの上ない土壌に恵まれている。繊細でエレガントなワインは、熟した果実やミネラルが豊富で、トリュフなどの複雑な香りもすばらしい。95年以降はアラン・ヴォーティエによりすさまじい品質のワインが連続で作り出されている。葡萄の選果、収量の制限、小樽でのマロラクティック発酵などストイックなまで行われる醸造は、もはや天候の出来不出来に影響されることなく、常に高い品質のワインが約束されている。ボルドー八大ワインの一つ。

 

Cheval Blanc(シュヴァル・ブラン)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA

面積 37.0ha

品種 カベルネフラン58% メルロ42% 

樹齢 45年

生産本数 10万本

醸造/熟成 ステンレスおよびコンクリート槽で3~4週間/新樽100%18ヶ月

清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ル・プティシュヴァル/4万本

試飲レポート  【シュヴァル・ブラン】 98 99  【プティ・シュヴァル】 99① 99② 00 

ポムロールとの境界に接するグラーヴ(砂利地)に位置し、鉄鉱石、砂利、砂、粘土の混ざった土壌がカベルネフランの生育に非常に適している。カベルネフランを多く使用したコクと力強いワインがこのシャトーの真骨頂。立地がポムロルのレヴァンジルやコセイヤントと溝一つの距離であることから、その酒質もサンテミリオンながらポムロルに近く、リッチでねっとりとしている。多い年はカベルネフランを60%もブレンドするため、長命なワインであるにもかかわらず、メルロにより若いうちからも飲めるという、飲み頃が非常に長いワイン。ボルドー八大ワインの一つ。セカンドワインのプティシュヴァルも秀逸で、シュヴァルブランと非常に似たシルクの舌触りがします。


プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB


Angelus(アンジェリュス)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 23.4ha

品種 メルロ50% カベルネフラン47% カベルネソーヴィニョン3%

樹齢 30年

生産本数 7万本

醸造/熟成 ステンレスおよびコンクリート槽3~5週間/新樽100%18~24ヶ月

清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン ル・カリヨン・ド・ランジェリュス/1万5000~2万本

試飲レポート  95

80年代中盤から急激に評価を上げ、96年の格付け改正でプルミエグランクリュに格上げされたシャトー。近年の品質向上は目覚しく、テロワールのみならずオーナーのユベール・ド・ブアール氏の手腕によるところが大きい。豊かな果実実と長期の樽熟成によるローストが美味しく、厚みがあるのにバランスが良い酒質。名実共に1級で文句なし。90年からシャトー名がl'AngelusからAngelusとなった。

 

Canon(カノン)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 14.5ha

品種 メルロ75% カベルネフラン25% 

樹齢 35年

生産本数 3万本

醸造/熟成 オーク槽/新樽60%18~20ヶ月 清澄あり 濾過なし

セカンドワイン クロ・カノン/3万本

サンテミリオンの南西に広がる台地で、サン・マルタン教会に隣接するシャトー。フルニエ家が所有していた頃は、よく言えばチャーミング、悪く言えばやや薄い酒質で、ややもすると樽ばかりが目立つヴィンテージが多かった。82年、89年にすばらしいワインを造ったが、老朽したセラーの不衛生もあって、90年代前半は期待はずれのものが多かった。シャネルに買収された後は、コンスタントに秀逸なワインを造っている。品質の割りに価格がさほど低くない。

 

Belair(ベレール)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 12.5ha

品種 メルロ60% カベルネフラン40%

樹齢 30年

生産本数 5万本

醸造/熟成 バイオダイナミック農法で得た土着酵母から発酵/新樽50%18~26ヶ月

清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

フランス人の著述家ベルナールジネステ氏をして「サンテミリオンの丘陵に建つラフィット」と言わしめるほど、古くはその品質に定評があった。が、現在は硬く閉じたワインを造ることが多く、プルミエグランクリュにしては物足りなさは否めない。2000年ものは果実実もふんだんで美味しく飲めた。

 

Figeac(フィジャック)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 40.0ha

品種 カベルネフラン35% カベルネソーヴィニョン35%メルロ30% 

樹齢 45年

生産本数 12万本

醸造/熟成 木製槽で3~4週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄あり 濾過なし

セカンドワイン ラ・グランジュ・ヌーヴ・ド・フィジャック

試飲リポート  00

グラーヴ地域でシュヴァルブランの丘から道路をはさんで斜め向かいにあるシャトー。メルロとカベルネフラン主体のサンテミリオンにおいて、カベルネソーヴィニョンを多く使用してワインを造っている。リリース直後から飲めるほど早熟な酒質が特徴で、果実実と絹のような舌触りがエレガントなワイン。ヴィンテージによって好不調の波が大きいが、98年以降は安定した品質のワインを造っている。特に2000年は特筆。シュヴァルブランと酷似のワイン。

 

La Gaffeliere(ラ・ガフリエール)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 22.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5%

樹齢 40年

生産本数 8万5000本

醸造/熟成 ステンレス槽で5~6週間/新樽100%12~15ヶ月 清澄・軽い濾過あり 

セカンドワイン クロ・ラ・ガフリエール/5000本

紹介 コート地域南側の斜面に位置し、石灰粘土質の畑を持つシャトー。樹齢15年以下のものはセカンドワインに回される。どのヴィンテージもエレガントで秀逸なワインを造り、好不調の波はあまり無い。凝縮さはさほどないが、チェリーのような甘酸っぱさはピノノワール的なチャーミングさを感じるほど。

 

Magdelaine(マグドレーヌ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 11.0ha

品種 メルロ90% カベルネフラン10% 

樹齢 34年

生産本数 3万6000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3~4週間/新樽40%18~20ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン サン・プリス/1万2000本

紹介 コート地域オーゾンヌ、ベレールと隣接するシャトー。1/3は石灰粘土質と石灰砂岩土壌。2/3はミネラル質の多い石灰質の台地にメルローを中心に植えている。発酵期間中にあえて茎を20%混ぜる手法をとっていて、ワインはタンニンが多く、長期熟成に耐えるものが出来る。ポムロルにあるペトリュスの所有者・JPムエックスの所有。

 

Pavie(パヴィ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 35.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン10%

樹齢 43年

生産本数 10万本

醸造/熟成 木製タンクで4~5週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

試飲レポート  99① 99② 99③ 03

サンテミリオン南東の丘の南斜面に位置した石灰岩土壌。かつて石灰岩洞窟の貯蔵庫があったが、98年から新オーナーのジェラール・ペルス氏になり、シェは別に清潔なものが建てられた。ワインの品質も同オーナーによって劇的な向上を遂げ、いまやプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAに値するワインを造っている。シルキーで濃密なタンニンは印象的。黒いワイン。生産量はサンテミリオンの中では最大級で、オーゾンヌの7倍もあります。

 

Trotte Vieille(トロット・ヴィエイユ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 10.0ha

品種 メルロ50% カベルネフラン45% カベルネソーヴィニョン5%

樹齢 45年

生産本数 3万本

醸造/熟成 コンクリート槽で3週間/新樽98%12~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ラ・ヴィエイユ・ダーム・ド・トロット・ヴィエイユ(2000年から)

紹介 サンテミリオンの街から東へ少し離れた場所に位置し、土壌は粘土石灰質。ベリー系のフルーツと燻したような樽香が特徴。85年以前は凝縮感の無い、貧弱なワインに終始していたが、ポイヤックにバタイエを持つ所有者”フィリップ・カステジャ”によって復活を遂げた。2003年ヴィンテージは特に秀逸なワインに仕上がっている。

 

Clos Fourtet(クロ・フルテ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 18.0ha

品種 メルロ80% カベルネソーヴィニョン15% カベルネフラン5%

樹齢 25年

生産本数 5万5000本

醸造/熟成 ステンレ槽4週間以上/新樽80%18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン クロズリー・ド・フルテ/2万5000本

紹介 コート地域、サンテミリオン町の西側。地下に大きな貯蔵庫を持つ。高いメルロからはふっくらしたクリーミーなワインが造られる。特に90年以降はすばらしい出来が続いている。2003年は特に優れた出来栄えで、暑さに耐え完熟したカベルネソーヴィニョンによるところが大きい。

 

Beausejour Duffau Lagarrosse(ボーセジュール・デュフォー・ラガロス)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 6.8ha

品種 メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10%

樹齢 30~40年

生産本数 2万5000~3万本

醸造/熟成 コンクリート槽で長期間/新樽30%12~16ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン クロワ・ド・ボーセジュール

紹介 二つのボーセジュール(もうひとつはベコ)の一角。コート地域で町の西の斜面位置し、サンマルタン教会の隣にある。石灰質の粘土と石灰岩の土壌からから遅摘みした葡萄から造られるワインはミネラルにあふれ、強く引きしまった酒質はかのオーゾンヌに近い酒質。90年ものの品質は特に有名で、同シャトーのもっとも成功したワインの一つとなっている。

 

Beausejour Becot(ボーセジュール・ベコ)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 16.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン24% カベルネソーヴィニョン6%

樹齢 35年

生産本数 7万本

醸造/熟成 ステンレス槽で4~5週間/新樽100%18ヶ月

清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン トゥールネル・ド・ボーセジュール・ベコ/1万~1万2000本

試飲レポート  98① 98② 98③

1870年にボーセジュールから分かれた。ひとつはデュフォーラガロース、もうひとつがベコ。1971年から現在の名前になった。従前からプルミエグランクリュに格付けされていたが、86年に降格。96年に再び昇格した。石灰岩の丘に建つシャトーは、高い新樽と非常に濃密なワインを造っている。ミッシェルロランがコンサルタントを務め、近年めざましく品質の向上を遂げています。シルキーなタンニンと、頼もしいほどにバランスのとれた酒躯が魅力です。

 

Troplong Mondot(トロロン・モンド)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 28.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン10% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 50年

生産本数 9万本

醸造/熟成 ステンレスタンクで4~5週間/新樽100%12~24ヶ月 

セカンドワイン モンド/3万本

試飲  87 98

コート・ド・パヴィに面する斜面に位置する。オーナーのクリスティーヌ・ヴァレットは、80年代半ばにミッシェルロランをエノロジストとして採用し、80年代後半から、常にすばらしい品質のワインを造り続けている。セカンドラベル“モンド”の採用も、品質向上に一役買っていることは間違いない。ふくよかな果実味と大きなタンニン、バランスのよい酸の奏でるワインは、メドックの格付けになぞらえれば、明らかに2級には相当するすばらしい品質のワイン。

 

Pavie Macquin(パヴィ・マカン)

格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB

面積 15.2ha

品種 メルロ70% カベルネフラン25% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 35年

生産本数 5万5000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは4~5週間で、新樽60~80%19~24ヶ月。

清澄・濾過なし 

セカンドワイン レ・シェーヌ・ド・マカン/1万本

試飲レポート  00 03

パヴィ・マカンの名前は19世紀後半、フィロキセラに被害に起因してヨーロッパの葡萄の木をアメリカの台木に接木する専門家、アルベール・マカンに由来する。“コートパヴィ”に位置するパヴィ・マカンはステファン・ドゥルノンクールとミシェル・ロランを醸造に起用し、“バイオダイナミック農法”により古木の潜在能力を生かした高いエキス分に富んだワインを生んでいる。常に長熟のワインが生まれるすばらしいシャトー。

 

 


グラン・クリュ・クラッセ


Pavie Decesse(パヴィ・ドセス)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 9.0ha

品種 メルロ90% カベルネフラン10% 

樹齢 41年

生産本数 3万本

醸造/熟成 木製タンクで4~5週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

パヴィよりさらに高台の南向きの白亜質、粘土、石灰岩混じった台地にあるシャトー。パヴィと同じく、前所有者のジャン・ポール・ヴァレットからジェラール・ペルスの所有に変わった後は、劇的な品質向上を遂げた。近年、パヴィに畑の良質な区画の一部を編入したが、それでもテロワールと所有者の醸造技術によってすばらしいワインが生まれている。ペルス所有になってから値段は決して安くはなくなってしまったが、パヴィと紙一重の品質を味わうにはお買い得なシャトーといえる。

 

L'Arrosee(ラロゼ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 9.3ha

品種 メルロ60% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン20% 

樹齢 30年

生産本数 3万本

醸造/熟成 コンクリートタンクで3~4週間/新樽100%12~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

コート地域の南斜面に位置する。斜面の上部は力強さを、中部は厚みを、下部は品格をワインに与える。斜面の多様性が、ワインにさまざまな表情を与えているのだ。このため、ビンテージによってまったくニュアンスの違うワインが生まれることもしばしば。

 

Balestard La Tonnelle(バレスタール・ラ・トネル)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 10.6ha

品種 メルロ70% カベルネフラン25% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 33年

生産本数 6万本

醸造/熟成 コンクリートタンクで3~4週間/新樽50%15~18ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン なし

紹介 サンテミリオンの北東に位置し、石灰粘土質に富む土壌。新樽と1~2年の樽を半分ずつ使用して熟成させる。このため、重厚でありながら繊細なやさしいタッチのワインが生まれる。

 

Berliquet(ベルリケ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 9.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン25% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 38年

生産本数 2万8000本

醸造/熟成 ステンレスタンクで3~4週間/新樽100%14~16ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン エル・ド・ベルリケ/5000~7000本

石灰岩の丘に建つシャトーは、カノンやマグドレーヌに隣接している。それまではサンテミリオンの協同組合が生産の監督をしていたが、97年にパトリック・ヴァレットをディレクターに採用してからは、果実実に富んだワインを生産している。

 

Cadet Piola(カデ・ピヨラ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 7.0ha

品種 メルロ51% カベルネソーヴィニョン28% カベルネフラン18% マルベック3% 

樹齢 35年

生産本数 3万2000本

醸造/熟成 コンクリートタンクで3~4週間/新樽40%15~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン シュヴェリエ・ド・マルト

サンテミリオンのコートにもグラーヴにも位置しない、街の北500mほどの場所に位置し、粘土と石灰岩の土壌を持つシャトー。高いカベルネの比率により、ふくよかで濃いワインを造る。

 

Canon La Gaffeliere(カノン・ラ・ガフリエール)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 19.5ha

品種 メルロ55% カベルネフラン40% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 40年

生産本数 5~6万本

醸造/熟成 木製槽で3~4週間/新樽100%14~18ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン コート・ミゴン・ラ・ガフリエール/4000~2万本

コート地域南端、丘陵のふもとの平坦な砂礫層に位置し、石灰粘土質と砂質両方の特徴を持つ。セカンドワインの採用や、葡萄をより熟させるために収穫を遅らせること、収量を低く抑えること、樽内でのマロラクティック発酵など、85年にステファン・フォン・ネイペルグがオーナーになってからは品質向上へのたゆまぬ努力で見事な成功を収めている。

 

Cap de Mourlin(カプ・ド・ムールラン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 14.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン25% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 34年

生産本数 7万本

醸造/熟成 ステンレス槽で3~4週間/新樽50%12~18ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン なし

同シャトーのオーナーは、サンテミリオンにバレスタール・ラ・トネルなども所有し、シャトー所有の歴史は5世紀にまでさかのぼることができる。最近の濃いワインを造る手法に影響されることなく、クラシックなワインを造っている。

 

Chauvin(ショーヴァン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 15.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 30年

生産本数 5万本

醸造/熟成 ステンレス槽/新樽40~50%12~18ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン ボルドリー・ド・ショーヴァン/1万5000本

ややポムロール寄りの砂利の混ざった砂礫層。メルローを主体に芳醇で香り高いワインを造っている。ミッシェル・ロランがコンサルタントを務める。シュヴァルブランのほど近くにあるこのシャトーは、ラベルまでもがシュヴァルブランそっくりである。

 

Clos Saint Martin(クロ・サン・マルタン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 1.3ha

品種 メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 5600本

醸造/熟成 ステンレス槽で4週間/新樽100%18~20ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

ボーセジュールベコとカノンの間に位置する。新樽100%により、果実実豊かでコクがあるワインを造る。オーナーはグランドミュライユも所有。特に2000年の出来がすばらしい。近年成長著しいシャトー。

 

Clos de Jacobins(クロ・デ・ジャコバン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 8.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 35年

生産本数 2万本

醸造/熟成 木製槽で3~4週間/新樽100%18ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン プリウール・デ・ジャコバン/1万本

サンテミリオンの城壁の外側に位置する。フランス革命との深い結びつきを物語る”ジャコバン”(過激民主主義派)の名を持つ美しいシャトー。やわらかく、まるい酒質で飲むものをひきつける。2001年から、アンジェリュスで知られるユベール・ド・ブアールがワイン造りの監修に携わっている。

 

Clos de L'Oratoire(クロ・ド・ロラトワール)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 10.3ha

品種 メルロ90% カベルネフラン5% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 30年

生産本数 4万本

醸造/熟成 木製槽で3~4週間/新樽100%14~18ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

試飲レポート  00① 00②

ステファン・フォン・ネイペルグ伯爵が所有する3つのサンテミリオンの一つ(のこり二つはカノン・ラ・ガフリエールとラ・モンドット)で、砂礫質、砂質の土壌でサンテミリオンの北東に位置する。色合い濃く、クリーミーで果実に富んだ、ワインの理想ともいえる味わいが比較的手ごろな値段で手に入れることが出来る、なんとも嬉しいシャトーだ。

 

La Clotte(ラ・クロット)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 4.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 40年

生産本数 1万5000本

醸造/熟成 温度管理された槽で3~4週間/新樽50%16ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

サンテミリオンの東側、古い城壁の外側に位置し、石灰岩質台地の端という恵まれた立地にある。しなやかで果実実があり、やわらかな口当たりが特徴。ステファン・デュルノンクールが醸造に携わり、近年期待のシャトー。

 

Corbin(コルバン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 12.7ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 30年

生産本数 6万本

醸造/熟成 コンクリートタンクで4週間/新樽43%15~18ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン マクシミン・マクシミン/2万本

14世紀から15世紀の英仏100年戦争時代から続く歴史を持つシャトー。豊かな香りとコク、複雑な余韻を残すワイン。年により出来にばらつきがある。

 

Corbin Michotte(コルバン・ミショット)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 7.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 50年

生産本数 3万7000本

醸造/熟成 温度管理された槽で長期間/新樽70%24ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン レ・ザベイユ/3000本

ポムロールに程近いグラーヴ地域に位置する。砂利質で鉄分を多く含んだ粘土質の土壌で、平均樹齢50年もの古木から造られるワインは、プラムなどの果実が香り、色も深い。所有する畑は1区画のみで、複数区画からブレンドするボルドーでは珍しい。

 

La Couspaude(ラ・クースポード)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 7.3ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 30年

生産本数 2万4000~3万本

醸造/熟成 小型木製槽で25~40日間/新樽100%16~24ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン ジュニョール・ド・ラ・クースポード/1万2000本

試飲レポート  00

粘土と石灰岩の土壌に位置し、オーナーのオーベールにより妥協のないワイン造りが行われている。100%フレンチオークの新樽で熟成し、熟成期間中にさらに新樽に移し変えるといった、いわゆる”200%新樽”の手法もとられている。

発酵を行う小型木製槽は、本来なら10年以上かけて使うところを、3年に一度新しいものに交換するなど、設備への投資にも妥協が無い。ワインは樽のタンニンがバニラのようにクリーミーに乗り、ゴージャスな味わいなものとなっている。

 

Couvent des Jacobins(クーヴァン・デ・ジャコバン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 10.7ha

品種 メルロ75% カベルネフラン25% 

樹齢 40~45年

生産本数 3万5000~4万本

醸造/熟成 コールドマセレーションは温度管理された槽で25~35日間

新樽60~65%12~15ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ムニュ・デ・ジャコバン/5000本

クーヴァン・デ・ジャコバンの名は13世紀に建てられたドミニコ派の修道院にちなんで名づけられた。畑はサンンテミリオンの町のすぐ隣に隣接し、砂礫と粘土質の土壌にある。

 

La Dominique(ラ・ドミニク)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 22.5ha

品種 メルロ80% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 30年

生産本数 5万5000本

醸造/熟成 温度管理された小さな槽で30~35日間

新樽50%18~22ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン サン・ポール・ド・ドミニク/1万~2万5000本

シャトー名は、古きオーナーがドミニカ人だったことに由来する。シュヴァルブランに程近く、ポムロールとの境の近くにあるシャトーは、石灰質の砂利と砂を含んだ粘土質の土壌に位置する。19世紀半場に設置された排水渠により、雨が多い年も優れたワインを造る。ミッシェル・ロランのコンサルタントにより、凝縮した葡萄からふくよかなワインが造られるようになった。近年では98年と2000年の出来がすばらしい。

 

Dassault(ダッソー)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 27.0ha

品種 メルロ69% カベルネフラン23% カベルネソーヴィニョン8% 

樹齢 35年

生産本数 7万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは3週間/新樽90~100%16~18ヶ月

清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン ル・”D”・ド・ダッソー/4万5000本

サンテミリオンの北、粘土と砂質の土壌に位置する。芳醇で力強さも備えているが、複雑さに欠ける傾向にある。価格も比較的手ごろな貴重なサンテミリオンで、主張が強すぎない酒質は料理とあわせることで存在価値が増す。

 

Fonplegade(フォンプレガード)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 18.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン35% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 35年

生産本数 6万本

醸造/熟成 ステンレスとコンクリート槽で4~5週間/新樽50%12~15ヶ月

清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン コート・トロワ・ムーラン/3万本

サンテミリオンの南斜面、マグドレーヌの程近くにある。近年、クリスティアン・ムエックスが葡萄栽培と醸造を手がけており、2000年以降は黒い果実のニュアンスに富んだワインを生産している。

 

Fonroque(フォンロック)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 17.6ha

品種 メルロ85% カベルネフラン15% 

樹齢 35年

生産本数 6万5000本

醸造/熟成 コールドマセレーション。コンクリート槽で3~4週間

新樽70%16~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン カルティエ/2万5000本

紹介 サンテミリオンの北西、やや低い位置に畑がある。以前はジャンピエール・ムジェックス社が管理していたが、現在はアラン・ムエックスにより運営されている。強いタンニンが特徴。長熟タイプのワイン。

 

Franc Mayne(フラン・メイヌ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 7.0ha

品種 メルロ90% カベルネフラン10% 

樹齢 35年

生産本数 3万5000~3万7000本

醸造/熟成 コールドマセレーションは3~5日間 

発酵とマセレーションは温度管理された槽で3~6週間

新樽70~90%16~20ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン レ・セードル・ド・フラン・メイヌ/1万2000~1万5000本

コート地域北西に位置し、砂、粘土、石灰の土壌。滑らかでやわらかなワインを造る。1987年にポイヤックでランシュバージュを造るジャン・ミシェルカーズの指揮下となり、その後1996年にベルギー出身のフルロワ家に売却された。

 

Grand Mayne(グラン・メイヌ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 17.0ha

品種 メルロ75% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 6万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスと木製槽で30日間

マロラクティックと14~20ヶ月の熟成は新樽70% 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン レ・プラント・デュ・メイヌ/1万5000本

試飲レポート  97① 97②

海抜55mと高く、粘土と石灰岩を基層に鉄分の堆積物が多く混ざるといった、恵まれた立地と土壌を持つ。80年代からミシェル・ロランのコンサルタントで、テロワールを生かした、フルボディでリッチなワインを造っている。

ベルギーのとあるレストランで、ムートンの故フィリップ・ド・ロートシルト男爵が1955年のグランメイヌを飲み、その味わいに感動してその場で数ケースを注文し、変わりに同年のムートンと交換しようと申し出た逸話はあまりにも有名。

 

Grand Pontet(グラン・ポンテ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 14.0ha

品種 メルロ75% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 5万本

醸造/熟成 発酵8日間、マセレーション30日間ステンレスタンク

新樽90%12~18ヶ月 清澄なし 濾過あり

セカンドワイン ドーファン・ド・グラン・ポンテ/7000~1万本

紹介 サンテミリオン西部の石灰岩の高台で、リヴルヌへ向かう街道沿いに建つシャトー。ボーセジュール・ベコとゴムリーの所有者、ジェラール・ベコと、兄弟のブールケ・ベコが所有する。

 

Les Grandes Murailles(レ・グランド・ミュライユ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 1.6ha

品種 メルロ95% カベルネフラン5% 

樹齢 35年

生産本数 7000~7500本

醸造/熟成 ステンレスタンクで25日/新樽100%18~20ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

コート・ド・バローとクロ・サン・マルタンと同じ、レフェール家の所有。ほとんど100%に近いメルロから、豪勢でリッチなワインを造る。チェリーのニュアンスと甘いタンニンが特徴。特に2000年、2001年がすばらしい。

 

Laniote(ラニヨット)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 5.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 3万本

醸造/熟成 新樽40~45%12月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ラ・シャペル・ド・ラニヨット

サンテミリオンの町の北西にあり、粘土、石灰岩、鉄分を多く含んだ土壌の畑を持つ。チャペルと地下墓地のある、古き由緒あるシャトー。

 

Larcis Ducasse(ラルシ・デュカス)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 10.9ha

品種 メルロ65% カベルネフラン25% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 5万本

醸造/熟成 コンクリートタンクで3~4週間/新樽30%24ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン なし

サンテミリオンの町の南東部の丘に位置し、畑は石灰性粘土質の土壌で、南向きの斜面にある。2002年からニコラ・ティアンポンとステファン・ドゥルノンクールが管理に携わった2002年以降は、ジャムのようなアロマとタバコのような複雑な香りなど、品質は向上している。

 

Larmande(ラルマンド)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 25.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 30年

生産本数 10万本

醸造/熟成 ステンレス槽/新樽70%15~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ル・カデ・ド・ラルマンド/2万本

紹介 シャトーの歴史は古く、13世紀までさかのぼる。サンテミリオンの北部に位置し、コンスタントに高品質なワインを生産する。高品質の鍵は遅い収穫と厳しい選別、低い収量だ。イチジク、ブラックチェリーといった果実味とお香のような芳香が特徴。

 

Laroze(ラローズ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 27.0ha

品種 メルロ68% カベルネフラン26% カベルネソーヴィニョン6% 

樹齢 20年

生産本数 11万本

醸造/熟成 新樽50%12~14ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

軽い砂質土壌で、土壌としては決して恵まれてはいないが、香りは華やかで甘い果実味が印象的なワイン。早飲みするには十分に美味しいワイン。

 

Moulin du Cadet(ムーラン・デュ・カデ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 4.6ha

品種 メルロ100%

樹齢 35年

生産本数 3万本

醸造/熟成 コンクリート槽で3~4週間/新樽30%12~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

サンテミリオン北部のカデの丘に位置する。表土が砂で覆われた石灰まじりの粘土質土壌。プラムのような果実味に富む。

 

Soutard(スータール)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 22.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン35% 

樹齢 35年

生産本数 12万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは低温で40~45日間!

新樽1/3で12ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン クロ・ド・ラ・トネル/1万本

サンテミリオンの北部に位置し、石灰岩の土壌を持つ。若いうちは荒々しいほどにタンニンが強く、飲み頃となる熟成に10~20年を要することもしばしば。

 

La Tour Figeac(ラ・トゥ-ル・フィジャック)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 14.6ha

品種 メルロ60% カベルネフラン40% 

樹齢 30年

生産本数 4万本

醸造/熟成 ステンレスと木製槽で3~4週間

新樽60~70%15ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン レスキス・ド・ラ・トゥール・フィジャック/1万本

シャトーの中心に建つ塔がシンボルで、シャトーの名もこれにちなんでいる。畑はシュヴァルブランとフィジャックに囲まれていて、ポムロールとの境界に位置する。近年、ステファン・ドゥルノンクールが醸造に携わり、品質向上が図られている。

 

Bergat(ベルガ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 3.4ha

品種 メルロ50% カベルネフラン40% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 40年

生産本数 1万4000本

醸造/熟成 コンクリート槽で3週間/新樽50%12~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

 

Haut Corbin(オー・コルバン)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 6.0ha

品種 メルロ65% カベルネソーヴィニョン25% カベルネフラン10% 

樹齢 40年

生産本数 3万9000本

醸造/熟成 コンクリートタンクで30日間/新樽35%12ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン なし

 

Haut Sarpe(オー・サルプ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 21.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 45年

生産本数 6万6000本

醸造/熟成 温度管理された槽で25~27日間/新樽80%12~14ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ヴュー・サルプ/3万4000本

 

Laroque(ラロック)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 57.9ha

品種 メルロ87% カベルネフラン11% カベルネソーヴィニョン2% 

樹齢 30年

生産本数 15万本

醸造/熟成 コンクリート槽で4週間

新樽1/3で12ヶ月 清澄・濾過あり 

セカンドワイン ペムートン/10万本

 

Matras(マトラ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 9.0ha

品種 カベルネフラン60% メルロ40%

樹齢 40年

生産本数 3万2000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3週間/新樽30%18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン レルミタージュ・ド・マトラ/2万本

 

Le Prieure(ル・プリウーレ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 6.2ha

品種 メルロ85% カベルネフラン15% 

樹齢 40年

生産本数 2万2000本

醸造/熟成 コンクリートタンクで3~4週間/新樽30%14ヶ月 清澄・濾過あり 

セカンドワイン ロリヴィエ

 

Ripeau(リポー)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 15.5ha

品種 メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 6万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションはステンレス槽

新樽50%12~14ヶ月 清澄・濾過あり 

セカンドワイン ガレンヌ・ド・リポー/8000本

 

Saint Georges Cote Pavie(サン・ジョルジュ・コート・パヴィ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 5.5ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 30年

生産本数 2万5000~3万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションはステンレスタンクで

新樽1/3で18ヶ月 清澄・濾過あり 

セカンドワイン コート・マドレーヌ

 

La Serre(ラ・セール)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 7.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 35年

生産本数 2万5000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションはコンクリートタンクで

新樽50% 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン レ・ムニュ・ド・ラ・セール/5000本

 

Monbousquet(モンブスケ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 33.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 40年

生産本数 8万本

醸造/熟成 ステンレスタンクで4~5週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン アンジェリク・ド・モンブスケ/5万本

試飲レポート  99① 99②

サンテミリオンの南、ドルトーニュ河沿いファレイラン村にあり、歴史は16世紀までさかのぼります。1993年にジェラール・ペルスがオーナーとなってからは、ミッシェル・ロランをコンサルタントに招き、凝縮感のあるワインを造っています。1998~2000年はクリーミーで果実味にも富んだ、驚愕の出来栄えのワインが印象的です。

 

Bellefont Belcier(ベルフォン・ベルシエ)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 12.8ha

品種 メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 30年

生産本数 5万2000本

醸造/熟成 コンクリート槽で4~5週間/新樽100%16~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン マルキ・ド・ベルフォン/1万2000本

紹介 2003年に甘いタンニンの複雑な味わいのワインを造ったものの、以前はそのほとんどが、リリースから4~5年で飲みきらなければいけないような熟成能力にかけるワインだった。畑の位置はテルトル・ロートブッフから程近いので、畑の潜在能力からすればもっと力を発揮できるシャトーだ。


主なグラン・クリュ


Barde Haut(バルド・オー)

格付け グラン・クリュ

面積 17.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 33年

生産本数 4万本

醸造/熟成 コンクリート槽で長期間/新樽100%18ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン ル・ヴァロン・ド・バルド・オー/2万5000本

粘土質と石灰質の土壌をに位置する。オーナーのガルサン・カティアールはポムロルにかのクロ・レグリーズも所有する。高い新樽とメルロで非常にリッチな味わいのワイン。

 

Clos Badon Thunevin(クロ・バドン・テュヌヴァン)

格付け グラン・クリュ

面積 6.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 30年

生産本数 1万5000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは長期間/新樽100%18~20ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

紹介 ヴァランドローと同じオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァンが所有するシャトー。パヴィの丘より低い斜面と平地に位置する。エスプレッソ、コーヒー、チョコレートといったフレーヴァーが特徴で、果実味も備えた秀逸なワインを生む。

 

Clos de Sarpe(クロ・ド・サルプ)

格付け グラン・クリュ

面積 3.7ha

品種 メルロ85% カベルネフラン15% 

樹齢 1/3は10~25年、残りは50~80年

生産本数 1万2000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは4~5週間/新樽100%16~18ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン シャルル・ド・サルプ/5000本

試飲レポート  00

南に面した石灰岩の丘に畑はあり、樹齢80年もの古木からバイオダイナミック農法でワインが造られる。硬いタンニンの酒質は、長期の熟成によって本来の力強さが増すのが特徴。特に98年以降のワインはすばらしい出来。

 

Cote de Baleau(コート・ド・バロー)

格付け グラン・クリュ

面積 8.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 35年

生産本数 4万2000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3~4週間/新樽70%19~24ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

レフェール家が所有する3つのシャトー(ほかはクロ・サンマルタンとグランド・ミュライユ)の1つ。ミッシェル・ロランのコンサルタントにより、90年以降はエキスに富んだ、秀逸なワインを造っている。

 

Croix de Labrie(クロワ・ド・ラブリー)

格付け グラン・クリュ

面積 1.5ha

品種 メルロ100%

樹齢 40年

生産本数 2500本

醸造/熟成 ステンレス槽で15~20日間/新樽100%16~22ヶ月

清澄・濾過は必要に応じて 

セカンドワイン プティ・ラブリー/1000本

非常に生産量が少ないがゆえに、熟成樽はオーナーの居間に置かれているというまさにガレージワイナリー。ヴァランドローで有名なジャン・リュック・テュヌヴァンの指揮のもと造られる。希少さからも、品質からも、宝石のようなワイン。

 

Cheval Noir(シュヴァル・ノワール)

格付け グラン・クリュ

面積 5.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン・カベルネソーヴィニョン40% 

樹齢 30年

生産本数 3万本

醸造/熟成 小型ステンレスタンクで22日間/槽で熟成24ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン なし

アンジェリュスの隣に位置する絶好の土壌。しかしながら過度な抽出からタンンンに溢れたワインとなることが多い。

 

Faugeres(フォージェール)

格付け グラン・クリュ

面積 22.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 35年

生産本数 10万本

醸造/熟成 コールドマセレーション。ステンレス槽で3~4週間/新樽50%14ヶ月

清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

試飲レポート  96

粘土と石灰岩の土壌にある。オーナーのコリンヌ・ギゼにより、若くも力強い、上質なワインが造られている。果実実も豊富で、若のみから熟成まで幅広く楽しめるワイン。ヨーグルトのニュアンスも独特。ボルドーで1.2を争うコストパフォーマンスに優れたワインです。

 

Fombrauge(フォンブロージュ)

格付け グラン・クリュ

面積 52.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10% 

樹齢 30年

生産本数 16万本

醸造/熟成 コールドマセレーション。木製槽で4~5週間

新樽100%16~18ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ル・カドラン・ド・フォンブロージュ/11万本

サンテミリオンの街の東部バルド村にあり、1679年以来の歴史を持つ。かつては新樽も40%で熟成期間も14ヶ月程度と短かったが、ベルナール・マグレ(ペサックレオニャンにパプ・クレマンも所有)がオーナーになってからは新樽比率を上げるなど、高品質なワインへと生まれ変わった。サンテミリンでも最大級の大きな畑でもある。

 

La Gomerie(ラ・ゴムリー)

格付け グラン・クリュ

面積 2.5ha

品種 メルロ100%

樹齢 40年

生産本数 1万本

醸造/熟成 木製槽で足によるピジャージュで4~5週間/新樽100%18ヶ月

清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン マドモワゼル・ド・ラ・ゴムリー/2000~3000本

ボーセジュールベコの所有者、ジェラール・ベコの所有。メルロ100%で新樽100%により、クリーミーでリッチなワイン。足によるピジャージュなど、まさに手造りのワインで、ポムロルのルパンにも似たスタイル。

 

L'Hermitage(レルミタージュ)

格付け グラン・クリュ

面積 3.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 45年

生産本数 1万~1万2000本

醸造/熟成 コールドマセレーションは5℃で2週間。発酵とマセレーションはステンレス槽で。

新樽100%18~20ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

ボーセジュールとアンジェリュスにはさまれた粘土質と石灰岩質の立地。長時間のコールドマセレーションや100%フレンチオークなど、ワイン造りに一切の妥協はなく、最新の技術が惜しみなく投入されている。

 

Magrez Fombrauge(マグレ・フォンブロージュ)

格付け グラン・クリュ

面積 3.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 25年

生産本数 6000本

醸造/熟成 12℃でコールドマセレーション。

発酵とマセレーションは温度管理された小さな木製槽で4~5週間。

ピジャージュは1日4回行う。

マロラクティックと熟成はオークの新樽100%で24ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

ミッシェル・ロランをコンサルタントに、粘土と石灰岩の土壌で造られるフォンブロージュのスペシャルキュヴェ。コーヒーなどのロースト香や複雑なアロマで、果実味も豊富。オーク樽で丹念に仕込むにもかかわらず、樽味とタンニンは完全に液体に溶け込んでいる。デビューヴィンテージの2000年は驚愕の出来栄え。

 

Milens(ミラン)

格付け グラン・クリュ

面積 6.3ha

品種 メルロ71% カベルネフラン29% 

樹齢 27年

生産本数 2万本

醸造/熟成 ステンレスとコンクリートタンク/新樽100%18ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン トゥール・デュ・セーム/2万本

ジャン・リュック・テュヌヴァンが醸造を監督している。甘いベリーやイチゴなど、みずみずしい果実味豊かなワイン。酸は低く、若くしてゴージャスな味わいのワインが生まれる。

 

Moulin Saint Georges(ムーラン・サンジョルジュ)

格付け グラン・クリュ

面積 7.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン34% カベルネソーヴィニョン6% 

樹齢 25年

生産本数 3万5000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3~4週間/新樽100%15~18ヶ月

清澄・濾過はヴィンテージによる 

セカンドワイン なし

オーゾンヌのアラン・ヴォーティエの所有。オーゾンヌのそばにある。オーゾンヌと非常に良く似た酒質で、深みのあるワインレッドと低い酸は、常に飲みやすい。オーゾンヌの入門編のようなワイン。

 

Peby Faugeres(ペビ・フォージェール)

格付け グラン・クリュ

面積 8.0ha

品種 メルロ100%

樹齢 40年

生産本数 2万本

醸造/熟成 コールドマセレーション。発酵とマセレーションは温度管理された平らなコーン型木製槽で4週間。マロラクティックと16~18ヶ月の熟成は澱に触れたままオークの新樽100%。清澄・濾過なし 

セカンドワイン なし

1998年がデビューヴィンテージ。フォージェールの南向きの日当たりに優れた区画から造られるスペシャルキュヴェ。オーナーのコリンヌ・ギゼが造り出すワインは、エスプレッソのようなロースト香と、ベリーの強い果実味が両立する夢のようなワインを造り出す。1998年、2000年の出来がすばらしい。

 

Quinault L'Enclos(キノー・ランクロ)

格付け グラン・クリュ

面積 20.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン10% マルベック5% 

樹齢 50年

生産本数 6万本

醸造/熟成 7℃でコールドマセレーションを10日間。28℃で3日間の発酵。マセレーションは温度管理されたコンクリートと木製槽で行う。マロラクティックと16ヶ月の熟成はオーク新樽100% 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ラ・フルール・キノー/1万6000本

リブルヌ市の境にあり、砂利質の土壌をもつ。おもにメルロの古木から最新の醸造技術を持って造られるワインは、完熟した葡萄のエキスが凝縮された極めて上質なものとなっている。

 

Rol Valentin(ロル・ヴァランタン)

格付け グラン・クリュ

面積 4.6ha

品種 メルロ85% カベルネソーヴィニョン8% カベルネフラン7% 

樹齢 38年

生産本数 1万2000~1万5000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは木製槽で。オーク新樽100%18~24ヶ月

清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

紹介 1995年がデビュービンテージ。畑は2つの区画に分かれ、1/3はゴムリーの北に位置し、粘土と石石灰質の土壌。2/3はシュヴァルブランそばの砂質土壌にある。ステファン・ドゥルノンクールのコンサルタントにより、最新の醸造技法が惜しみなく投入されている。

 

Saint Domingue(サン・ドミング)

格付け グラン・クリュ

面積 2.7ha

品種 メルロ100%

樹齢 30年

生産本数 6000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3~4週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン なし

ドミニクのオーナー、クレマン・ファイヤが造る、ガレージワイン。過剰なまでの抽出と新樽100%で、1998年のデビュービンテージ以来、強い酒躯のワインを造っている。酸度が低くなりすぎる傾向にあるため、ややバランスを欠くヴィンテージもある。

 

Le Tertre Roteboeuf(ル・テルトル・ロートブッフ)

格付け グラン・クリュ

面積 6.0ha

品種 メルロ85% カベルネフラン15% 

樹齢 40年

生産本数 2万~2万3000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは3~4週間

新樽100%18~22ヶ月 清澄・濾過はヴィンテージによる

セカンドワイン なし

オーナーのフランソワ・ミジャイルは遅い収穫と収量の制限、新樽100%により、現代風の果実味のエキスに富んだ強いワインを造るが、決してバランスが崩れることがない。テロワールをエキスの限界まで引き出すことに成功している。“テルトル・ロートブッフ”の名は、同シャトーの急勾配の畑を耕す雄牛にちなんだもので、「げっぷする牛の丘」の意味。

 

Valandraud(ヴァランドロー)

格付け グラン・クリュ

面積 4.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 30年

生産本数 1万1000本

醸造/熟成 新樽100%18~20ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー/1万本

1992年が初ヴィンテージ。オーナーのジャン・リュック・テュヌヴァンはこのヴァランドローでガレージワインブームに火をつけた。“シンデレラワイン”なる言葉もこのワインから生まれたと言っても過言ではない。はちきれんばかりの果実味と、コーヒー、モカのニュアンスは、ひとたびこのワインを飲めば二度と忘れることが無いほどに印象深い。

 

L'Archange(ラルカンジュ)

格付け グラン・クリュ

面積 1.1ha

品種 メルロ100%

樹齢 20年

生産本数 5400本

醸造/熟成 新樽100%18ヶ月

セカンドワイン なし

 “大天使”の名を冠する新進気鋭のワイン。エノロジストのパスカル・シャトネが自ら手がけるメルロ100%のワイン。

 

Bellevue Mondotte(ベルヴュー・モンドット)

格付け グラン・クリュ

面積 2.0ha

品種 メルロ90% カベルネフラン5% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 45年

生産本数 4000本

醸造/熟成 ステンレスタンクで4~5週間/新樽100%20~24ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン なし

2001年が初ヴィンテージ。パヴィ・ドセスとパヴィ・マカンの程近くの石灰岩土壌に位置し、パヴィを大成功させたジェラール・ペルスが手がけるワイン。年産4000本前後という極少量生産で、凝縮したエキスと複雑すぎるほどのアロマが特徴。

 

La Fleur Morange(ラ・フルール・モランジュ)

格付け グラン・クリュ

面積 1.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン15% カベルネソーヴィニョン15% 

樹齢 90年

生産本数 5000本

醸造/熟成 発酵とマセレーションはステンレス槽で。

熟成はオークの新樽100%で20~21ヶ月 清澄・濾過なし

セカンドワイン なし

粘土、石灰岩の土壌で、樹齢90年の古木から1haあたり20hlという少なさの、まさにガレージワイン。最先端の技術と古木が造り出すワインは、凝縮だけでなく、エレガントさも備えていて飲むものを魅了する。

 

Bellevue(ベルヴュー)

格付け グラン・クリュ

面積 6.2ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 40年

生産本数 1万8000本

醸造/熟成 コンクリート槽で4~6週間/新樽60%18ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

サンテミリオンの西のはずれ、アンジェリュスの北に位置する。土壌は石灰質に富む粘土質で、香り高く、コクも豊かなワインが生まれる。ニコラ・ティアンポンの所有で、コンサルタントにステファン・デュルノンクールを採用。サンテミリオンで注目すべきワインの一つ。

2006年の格付け見直しにおいてグラン・クリュ・クラッセから降格となってしまった。品質には問題はないと思われるのだが。

 

Cadet Bon(カデ・ポン)

格付け グラン・クリュ

面積 4.5ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 35年

生産本数 2万3000本

醸造/熟成 ステンレスタンク/新樽25%12ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

サンテミリオンの街の北側、”カデの丘”にある。86年に一度格下げされたが、オーナーのガンス夫妻により再興し、96年に見事グラン・クリュ・クラッセに返り咲いた。新樽を低く抑えることで、やわらかい酒質のワインを造っている。

2006年の格付け見直しにて再び降格となってしまったが、今後の躍進に期待したい。

 

Yon Figeac(ヨン・フィジャック)

格付け グラン・クリュ

面積 25.0ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 25年

生産本数 10万5000本

醸造/熟成 ステンレスタンクで3~4週間/新樽30~40%12~15ヶ月

清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン ヨン・サン・マルタン/2万5000本

 

Villemaurine(ヴィルモーリーヌ)

格付け グラン・クリュ

面積 7.0ha

品種 メルロ85% カベルネソーヴィニョン10% カベルネフラン5% 

樹齢 30年

生産本数 4万本

醸造/熟成 ステンレスタンクで3~4週間/新樽50%17ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

シャトーの歴史は8世紀にまでさかのぼり、Vill Maure“ムーアの町”がシャトー名の由来。豊かに凝縮されたアロマが印象的、バランスも良いワイン。

 

Tertre Daugay(テルトル・ドーゲ)

格付け グラン・クリュ

面積 16.0ha

品種 メルロ60% カベルネフラン40% 

樹齢 22年

生産本数 6万本

醸造/熟成 ステンレス槽で長期間/新樽70%12~14ヶ月 清澄あり 濾過あり 

セカンドワイン ド・ロックフォール/3000~4000本

 “ドーゲ”とはガスコーニュ地方の言葉で「見晴らしの良い丘」の意味。丘の斜面に面し、鉄分を含んだ粘土と石灰岩からなる土壌を持つ。

 

La Tour du Pin Figeac(ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャック)

格付け グラン・クリュ

面積 8.0ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 30年

生産本数 4万5000本

醸造/熟成 ステンレス製槽で2~3週間/新樽1/3で12~15ヶ月 清澄・濾過あり 

セカンドワイン なし

ポムロールとの境に位置し、シュヴァルブランとラトゥールフィジャックに囲まれた立地にある。畑は粘土・砂利質土壌。安定した品質の割りに、あまり知られていない。長熟ではないが、ふんだんな果実味が魅力のシャトー。

 

Bellisle Mondotte(ベリル・モンドット)

格付け グラン・クリュ

面積 4.5ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 30年

生産本数 2万本

醸造/熟成 コンクリート槽で3~5週間/新樽50%18ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

ラ・モンドットとテルトル・ロートブッフの間に位置し、チャーミングで高品質のワインを生んでいる。樹齢があがればもっと熟成のポテンシャルが期待できよう。生産本数が少ないため、めったにお目にかかることが無い。

 

Croque Michotte(クロック・ミショット)

格付け グラン・クリュ

面積 13.7ha

品種 メルロ70% カベルネフラン30% 

樹齢 40年

生産本数 4万2000~5万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは天然酵母により4~5週間

育成は全21ヶ月。うち新樽60~80%で12ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン レ・シャンミル・ド・ラ・クロック・ミショット/9000本

ポムロールに程近いグラーヴ(砂利)地区にある。シュヴァルブランにも近い。偉大なテロワールの条件はそろっている。ワインは5~6年で飲めるものが多く、長熟なスタイルではないことが多い。

 

Cure Bon(キュレ・ボン)

格付け グラン・クリュ

面積 4.2ha

品種 メルロ84% カベルネフラン15% プティヴェルド・マルベック1% 

樹齢 30年

生産本数 1万8000本

醸造/熟成 アルコール発酵はステンレス槽。

マロラクティック発酵の一部はオークの新樽40~60%で。

熟成は新樽40% 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

コート・サンテミリオンのすばらしい立地にあり、ラベルにはベルナールヴネの彫刻が描かれている。最新の醸造設備から、近年、伸びやかな果実実でリッチなタンニンのワインが生まれているが、2003年にその畑がカノンに統合された。

 

Faurie de Souchard(フォリー・ド・スーシャール)

格付け グラン・クリュ

面積 11.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン26% カベルネソーヴィニョン9% 

樹齢 25年

生産本数 5万8000本

醸造/熟成 新樽1/3で18~20ヶ月 清澄あり 濾過不定 

セカンドワイン スーシャール/7000本

石灰岩質の丘と白亜質の粘土と砂の土壌に位置する。タンニンが豊富で、比較的長く寝かせることができるワイン造りに定評がある。

 

Guadet St Julien(ギュアデ・サンジュリアン)

格付け グラン・クリュ

面積 6.0ha

品種 メルロ75 カベルネフラン25% 

樹齢 35年

生産本数 2万4000本

醸造/熟成 2~3週間/新樽40%18~20ヶ月 清澄あり 濾過なし 

セカンドワイン なし

サンテミリオンの町の北側、石灰岩質の丘に建つシャトー。

 

Petit Faurie de Soutard(プティ・フォリー・ド・スータール)

格付け グラン・クリュ

面積 8.0ha

品種 メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 30年

生産本数 4万2000本

醸造/熟成 ステンレス槽で3週間/新樽50%15~18ヶ月 清澄なし 濾過あり 

セカンドワイン なし

 

 


主な格付け外のシャトー


Clos Dubreuil(クロ・デュブルイユ)

格付け なし

面積 1.5ha

品種 メルロ95% カベルネフラン5% 

樹齢 25年

生産本数 6000~7000本

醸造/熟成 温度管理された槽で4週間/新樽100%18ヶ月 

清澄・濾過はヴィンテージにより 

セカンドワイン なし

テルトル・ロートブッフの所有者フランソワ・ミジャヴィルの息子、ルイ・ミジャヴィルが手がけるシャトーで、年間400ケースしか生産されないガレージワイン。97年以降が秀逸。

 

Gracia(グラシア)

格付け なし

面積 1.8ha

品種 メルロ79% カベルネフラン16% カベルネソーヴィニョン5% 

樹齢 27年

生産本数 4000本

醸造/熟成 コールドマセレーション7日間。

発酵とマセレーションはコンクリートタンクで30日間。

新樽内でマロラクティック。熟成は澱を入れたまま18~24ヶ月。清澄・濾過なし 

セカンドワイン なし

1997年がデビューヴィンテージ。オーナーのミシェル・グラシアは石造建築家でもある。サンテミリオンにおけるガレージワインのフラッグシップとも言うべきグラシアは、高い比率のメルロで強烈なベリー系の果実味溢れるワインを造っている。新樽によるスモーキーさも特筆のレヴェルにある。生産本数が少ないために高価で、市場でもめったに見かけない。

 

La Mondotte(ラ・モンドット)

格付け なし

面積 4.5ha

品種 メルロ80% カベルネフラン20% 

樹齢 37年

生産本数 1万本

醸造/熟成 発酵とマセレーションは温度管理された木製槽でピジャージュを行いながら25~30日間。収量の90~100%は澱に触れたまま樽内マロラクティック。熟成はオークの新樽100%で18~24ヶ月 清澄・濾過なし 

セカンドワイン なし

試飲レポート  95①  95② 

写真は95vin

96vinからラベルが変更となっています

ステファン・フォン・ネイペルグ伯爵の所有するシャトー。ステファン・ドゥルノンクールをコンサルタントに、最先端の醸造技術を駆使して宝石のようなガレージワイン造りを行っている。パヴィ・ドセスの畑の上にある粘土・石灰岩質の斜面にあり、辛口のポートワインのようにエキス分に富んだワインを生み出す。

 


その他のシャトー


La Clusiere(ラ・クリュジエール)

格付け グラン・クリュ・クラッセ

面積 2.5ha

品種 メルロ100% 

樹齢 55年

生産本数 5000本

醸造/熟成 木製槽で4~5週間/新樽100%18~22ヶ月 清澄なし 濾過なし 

セカンドワイン なし

パヴィの畑の尾根に位置する。97年にパヴィとともにジェラール・ペルスに買収された。ペルスが手がけた98年以降は濃密で黒い果実に富んだ極上のワインを生んでいる。2001年を最後に、メルロの畑全てがパヴィに組み込まれることとなった。ゆえに、2001年がラストヴィンテージ。単独でも十分な存在感があるワインだったので残念。市場ではあまり見かけることが無いでしょう。