Medoc(メドック)

Grave.Pessac-Leognan(グラーヴ.ペサック・レオニャン)


Ch.Haut Brion 1999

オー・ブリオン1999
オー・ブリオン1999

2009.9.13

CH.オー・ブリオン 1999

エノテカ 15,800円

実は8月28日の朝から左手第1指~第4指が痺れて感覚がほとんどありません。整形外科にいったところ、左頚椎椎間板ヘルニアとの診断でした。物を持つにも感覚がないのは非常に困ったもので、“痛い”や“熱い”といった感覚も鈍っているので、日常生活に若干支障をきたしています。さてさて、病気もあってアルコールは控えめな毎日を送っています。極論、飲む日を絞っています。沖縄で飲んで以来のアルコールは、勿論ワイン。たまにしか飲めないのだから、秋も近いし赤でいいワインでも飲みたいなと選んだのがオーブリオンの99年。香りはやや閉じ気味ですがカシス、革、薫香がわずかに香ります。飲むと、濃い黒系果実と中庸なタンニン、控えめの酸が口中を洗い流すかのように染み入る感じで、いかにもボルドー。時間を置くと胡桃のようなニュアンスがやんわりと覆い始めました。既に熟成香もあり、大化けしそうな気配はありませんし、飲んで驚くようなワインではありませんが、カシスや革のアロマといったクラシックなボルドーのニュアンスをしっかり持っています。美味しいボルドーが飲みたいという期待を大きく外すことはない、そんな堅実なワイン(堅実なヴィンテージ)といったところでしょうか。それにしてもグラス2杯飲んだだけでけっこうヘロヘロになります。弱くなったものです。


Ch.La Mission Haut Brion 1961

2007.6.9

シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン 1961

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

ボルドー空前の傑出ヴィンテージといわれる1961年もの。しかも、かのラ・ミッションオーブリオン。その味わいは如何に。厳しい現実を突きつけられるのか。

その答えは、見事な神々しいまでのワインでした。状態は完璧。グラスに注がれた時点ですでに漂う甘い甘いキノコ香。全体にレンガ色、見事にオレンジがかったエッジ。プラム、昇華した黒系果実、燻香、溶けきったタンニンと、非の打ち所がない見事な味わいとバランス。熟成を支え、見事に舵をとる健全な酸。ボルドーの終着点ともいうべき果実の旨みが詰まったミネラル出汁。永遠に口に含んでいたいと思わせる美酒です。

シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン 1961の色合い

もうひとつ、感心したのは料理とのマリアージュ。スズキのフリチュール トマトのコンフィ添えとの相性は絶妙で、互いの塩加減が見事に共鳴し合っていました。熟成のピークにあるワインに料理を合わせるなら、魚であれ肉であれ、こうした味付けが大いに有りだということを認識しました。古酒に合わせる料理は非常に難しいと思うのですが、これは一同感嘆の一皿でした。


Ch.Laville Haut Brion 1998

シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン 1998

2007.6.9

シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン 1998

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

やわらかに、でもしっかりと樽を感じたのは抜栓からそう時間がたっていなかったからかもしれません。想像よりも硬くはありませんでしたし、時間を置くごとに徐々に開いてきてなかなか楽しめました。ほんのり舌に残る蝋味と鋭角でないが決して外交的でもない、内に秘めるポテンシャルの大きさを感じる酸。閉じていた期間から目覚めの期間へ足を踏み入れているボトルのように感じました。いろんな味わいが詰め込まれた液であることが容易にわかる、奥行きを持ったワイン。トロピカルフルーツのような華やかな果実のニュアンス。燻製のような複雑さも。グラがあって脚の長い液体。酸は奥行きがありつつも硬すぎず秀逸。造りの精巧さに思わず拍手。ざっくばらんに言えば、想像以上に今飲めるボトルでした。正直、完全に閉じていたらどうしようかと思っていました。98年の作柄による完熟した葡萄も、意外に成長が早いように感じたラヴィルの要因かもしれません。


Domaine de Chevalier 2001

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ 01(左グラス)
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ 01(左グラス)

2007.1.11

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ 2001

pontneufさん主宰のボルドー左岸がテーマの ワイン会での1本。

淡い麦わら色。トロピカルフルーツ×トロピカルフルーツ。ミネラルで樽のニュアンス。オイリーな質感。ちょっと冷えすぎのように感じました。液体の温度が徐々に戻るとスイカやメロンのニュアンスも現れた。香りにも味わいにも樽が乗っていて複雑さは秀逸。酸は高すぎず低すぎず丁度良いと思いました。ふくよかで厚みがある白ワイン。ボリューム感はさすが。


Ch.Laville Haut Brion 1998

ラヴィルオーブリオン98
ラヴィルオーブリオン98

2006.8.14

CH.ラヴィル・オーブリオン 1998

エノテカ 19,800円

ここのところ日本近辺で台風が多発していますね。今日現在も台風10号、11号が本州に接近しています。熱帯の空気が流れ込むせいかじめじめした暑さに本日はとっておきの白を開けてみました。もちろんvtは98。ラヴィルは以前に飲んだ89年物の印象で、私の中ではパーフェクトワインとして位置づけられているのですが、98年物も相変わらず美味至極なワインでございました。香りはメロン、南国系のフルーツなど変化に富んだ個性的なもので、併せて青系野菜のニュアンスもあり冷ややかな印象。質感はややオイリーで、口中では前掲のフルーツのほか、ろう石のようなニュアンス、ミネラル、燻香もあり複雑。一番印象的だったのは酸の質感で、太く、長く、そして折れることがなくアタックからアフターまでふくよかにワインの味わいを支えています。


Les Plantiers du Haut Brion 1995

プランティエール1995
プランティエール1995

2006.1.2

レ・プランティエール・デュ・オーブリオン1995

ひしゃく屋 3,500円

ソーヴィニョンブランとセミヨンのブレンドからなるボルドーブラン。オーブリオンブランとラヴィルオーブリオンのセカンドワインとして位置づけられています。抜栓時にみずみずしいメロン、スイカのような香りが広がる。トーストやゴムのようなノーズも。口中では香りで感じたメロンなどの果実が最初に広がり、直後に青野菜をかじったようなのよう苦みが広がる。ややオイリーで淡い黄緑色。ソーヴィニョンブランとオリーブオイルを混ぜたようなニュアンスと言ったら極端かもしれませんが、セカンドとは思えない程にコク深く、ゴムのようなアロマも複雑。強烈な個性がない反面、10年の熟成を感じさせない若さとバランス感が素晴らしい。正月のお屠蘇代わりに飲みましたが、鯛のカルパッチョ、イクラによく合いました。


Ch.Haut Brion 1994

オー・ブリオン1994
オー・ブリオン1994

2005.12.31

CH.オー・ブリオン 1994

エノテカ 15,800円

赤土色でエッジはまだまだ健全。澱は多め。「偉大なワイン」という表現はいかにもという感じであまり好まないのですが、改めてオーブリオンには感嘆のため息とともにこの形容が思い浮かびます。新鮮なプルーンの香りとプルーンの皮のしっとり感。清々しい香りとニュアンス。口に含んだ果実は、酸っぱくないが甘くもないもぎたてのブルーベリーといった感じですが、噛み締めると輪郭を取り戻し、煙たいタンニンと一緒に口中にじゅわっと染み渡ります。見事な起承転結で美味いです。抜栓から1時間ほどたつと、スモーキーな煙のニュアンスが際立ち、もうニュアンスではなく煙そのものの味に変化します。口中に残るそれもスモークチーズを食べた後のようにいつまでも離れません。察するにまだ15年は美味しく飲めるはずです。このクラスのワインなら美味くて当然という声もありますが、確かに美味く、印象深いワインだったことを書き添えます。


Ch.Haut Brion 1994

オー・ブリオン1994
オー・ブリオン1994

2005.10.3

CH.オー・ブリオン 1994

エノテカ 15,800円

オーブリオンを平日に自宅で開けてしまう。これが、型にはまらずワインを抜栓する「LOVE LOVE WINEMEN」の大きな特徴でもあります。どうぞよろしくお願いします。冗談はさておき、オーブリオンの94年もの。5月に飲んだときはほどよい熟成と将来性を感じる未完の奥行きに酔いしれたが、今回の壜は同じセラーで保存していたにもかかわらず味わいが硬い。暗いルビーで縁はまだ健全。葉巻香、畳香、腐葉土、煎った青豆のような香り。塩辛く、スパイシーでビターコーヒーのニュアンスも。全体から感じる果実が少ない。ここまでの感想だけでは、閉じて手が付けられない印象を与えるかもしれないが、オーブリオンらしいというべきか、硬いながらも飲めてしまうのが不思議な魅力だ。ビターコーヒーのニュアンスはきめ細かいもので、口中ではまろやかでもある。時間と共に変化するタンニンも面白く、いったん渋みを増してから丸みを帯びてくる。94年物のメドックはいまだ若いというのがいままでの印象だが、このワインもまた同じく。ただし、オーブリオンのように奥行きがあるワインなら、今飲んでも十分楽しめるでしょう。


Ch.Haut Brion 1994

オー・ブリオン1994
オー・ブリオン1994

2005.5.28

CH.オー・ブリオン 1994

リカーランド・トップ 12,800円

やわらかなワインレッド、縁はややオレンジがかっている。明らかに熟成を感じる香りは、ドライフラワーや明らかな燻香がある。お約束のタバコの香りも。アタックは熟成によるまろやかさが飲みやすく、果実はプルーンやドライフルーツのように凝縮感があり、しかし決して甘すぎない。テロワールを思い起こさせるような石・砂利のようなニュアンスはオーブリオンでしか感じない得ない独特のもの。出涸らしのお茶のようなタンニンもこの上なく複雑。今まさに美味しいグランヴァン。熟成のピークは10年後くらいでしょう。


Ch.Haut Brion 2000

オー・ブリオン2000
オー・ブリオン2000

2005.3.8

CH.オー・ブリオン 2000

エノテカ 20,500円

今月初めてのボルドーはオーブリオンの2000年もの。前日に開けたトルブレックのシラーズを飲んだあとに抜栓。切りたての木材の香り、強いミネラル香。強い果実香。なんともすばらしいスケールの大きい複雑な香り。香りは同年のラ・ミッションよりも好印象。ワインレッドからやや暗い色調で艶のある液面。口に含んで最初に感じるのはミネラルの厚さ。口中をコクとなって変化しながら味覚に伝わってくる。層状に広がるといった感じ。これはなんだともう一口もう一口と飲んでしまう。それほどスムーズな飲み心地。熟した果実味のあとにはっきりと感じるタンニンは、細かい粒子の目がギュッと詰まっていて厚い。しかしまったく邪魔にならない。

オー・ブリオン2000
オー・ブリオン2000

若くして驚きのバランス。完熟した葡萄からの甘さのレヴェルも高く、飲みやすさを手伝っている。ただし、タンニンの目から想像するに本来の飲み頃はあと10年は先のよう。【抜栓3時間】タンニンは衰える気配なし。ほのかにタバコの香りが現れ始めた。わずかにタールも。酸は穏やか。やや青さを感じる果実味もいまだ衰えず生き生きとしている。甘酸っぱい。


Ch.Haut Brion 1999

オー・ブリオン1999
オー・ブリオン1999

2004.5.8

CH.オー・ブリオン 1999

エノテカ 15,800円

黒光りする赤紫、黒ずんだガーネットのよう。タバコの香りあり。葉の香りに似ています。樽がトーストされた香り。オリーブのような生きた香り。ブルーベリーの香りも。それぞれ分厚く濃く香ってきます。さらさらした質感の舌触りで、するすると喉をのどを通り過ぎるが、あとに舌に残る味と香りは鮮烈。ほのかにレーズンパウンドケーキのようにふんわり甘く、なめらかで濃いタンニンは口蓋からいっこうに離れようとしない。次に一口を飲むと一瞬タンニンがきえるがまた後からじわっとくる。酸はきりりとしているが、タンニンの邪魔をしていない。口中のしつこさというかインパクトは独特で、存在感があります。デキャント後4時間たつと、香りはさらに濃くなっているようで、ベリーをより感じる香り。ミネラル香もあり。味わいはより甘さが鮮明になり、タンニンは濃さそのままにさらさらと液体になじんでいる。『美味』。


Ch.Laville Haut Brion 1989

ラヴィルオーブリオン89
ラヴィルオーブリオン89

2004.5.5

CH.ラヴィル・オー・ブリオン 1989

エノテカ16,800円

今日はこどもの日。連休中続いていた小雨が今日も降る中、午前中から早々と乾杯しました。15年の熟成を経た白ワインは、抜栓直後から素敵といえる香りが強く広がります。メロンを切ったときに香る甘い『すぅー』っとした香り、青リンゴの香り、焚き火の煙のような香りもある。口に含んだ瞬間から味が七色に変化するように舌に訴えかけてきて(ほろ苦(樽)→フレッシュな酸→メロンの皮のほのかな甘さ→クリーミーな煙といったニュアンス)、喉を通り過ぎると分厚い、ほろ苦い独特のコクが口中に残り、またメロン系のほろ苦さ(これが蝋のニュアンスか!?)の余韻へと続く。アルコールは高く感じ、とろみがある。淡い黄金黄緑色のラヴィルは見事の一言。とても美味しく、このワインを飲むなら、前にも後にも他のワインを飲まずに、時間をかけてじっくりつきあいたい。お昼を過ぎるまでの2時間、ほとんどその姿を変えずに五感を愉しませてくれました。


Ch.La Mission Haut Brion 2000

ラ・ミッション2000
ラ・ミッション2000

2004.4.26

CH.ラ・ミッション・オー・ブリオン 2000

エノテカ 15,800円

今や高価になってしまったラ・ミッション2000。市場で見かけても倍近い値段になってしまっているのでは。飲むにはまだ早いかなと思いつつも、今のラ・ミッションが知りたくて開けました。ドライフラワーのような落ち着いた香りにローストビターアーモンドの香り。落花生。今まで嗅いだことのない、コクを感じる香り。色は黒ずんだルビー。ひと口含んだだけで強烈なタンニンが口中を覆い尽くす。強烈というのは渋さではなくコクのが強さ。口に入ってきた最初から喉を通り過ぎる瞬間まで変わることのないコク。どっしりとした、まるで落花生を皮ごと(殻ごとかも)食べているようなローストしたコク。強いコクなのに飲んだあとにほのかに甘さを感じる(アプリコットのような)。酸はしっかりと感じるが強すぎることはない。ややとろみもある。今でもこれだけ感度できるほど美味しいが、このコクは熟成させるとどんな姿になるのか楽しみ。熟成後の姿を見てみたい。


Domaine de Chevalier Rouge 1995

2003.12.10

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)1995

伊勢丹相模原店 5,980円

渋いオークの香り。香りは決して悪くない。が、酸も渋みも中庸でこれといった味の主張もない。焦げすぎたような樽味ばかりが目立ち、後味にはやや酸が強くなってきた。この95年ものを飲むのは二回目だが、何れも同じ印象。飲むのが早すぎたのか?翌日に再度飲むと、やや丸い印象へ変わっていたが、やはりバランスのとれない味だった。私的にはこのヴィンテージにして凡庸な作りに感じざるを得ない。