Medoc(メドック)

Haut-Medoc(オー・メドック)


Ch.La Lagune 1987

2010.2.13

CH.ラ・ラギューヌ 1987

LIQUOR WORLD 4,512円

輸入業者はジャパンインポートシステムです。

キャップシールがびっちりで、液面はショルダーネック。もしやと思い開けたボトルですが、大当たりの「ブ」でした。キャップシールはカビでボトル口からトップにかけてカビに由良するへばり付きがありました。開けると写真の様子です。コルク上部は液漏れの跡も見られ、カビでびっしり。コルクスクリューを刺しましたが、柔らかくなったコルクの感触があり、二枚刃のコルクプラーに変更。不慣れもありかなり難航しました。コルクはもうスポンジのようになっており、ボロボロに崩れながらようやく抜栓。グラスに注ぐと色合いはまだ若さを感じるワインレッドで、エッジの色はまだ健全です。香りは・・・果実が立ち込める中心にどっしりとコルク臭があります。終わっています。味わいもやはりだめです。檜風味のワインというか、完全にコルクが味に染み付いています。元々コルクの質が悪かったのかもしれませんし、それに由来し液漏れが生じたのかもしれません。残念なボトルでした。この金額ならルジェのパスグラ買えたのに・・・それにしても、どうも私はこのインポーターとの相性悪いんですよねえ。


Ch.Cantemerle 1995

2009.1.17

シャトー・カントメルル 1995

いやぁ美味しい。そしてまだまだ若い。

熟成したボルドーは香りを嗅いだだけで笑顔になってしまいますが、タンニンがすっかり溶け込んだこのカントメルルは多くのことを語りかけてくれました。口中での果実をしっかりと保つ若さ。この先の熟成の長さを如実に表す溶けたタンニンの充実感。熟成して飲み頃に入った後、液がさらにこなれた質感と旨さ。ワインの醍醐味は熟成にあると再認識した1本でした。


Ch.La Lagune 1982

Ch.ラ・ラギューヌ1982

2007.6.9

シャトー・ラ・ラギューヌ1982

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

これから続く怒涛のクラレットの先陣を切るのはいきなり82年もの。

もう5年以上前に飲んだことがあるラ・ラギューヌ82。甘く、熟成の極みで今飲んで正解という印象でしたが、今回のボトルは状態もよかったのでしょう、さらにその上をいく息の長いワインでした。

キノコの熟成香、腐葉土、完熟プラムのニュアンス。抜栓直後は香りに相反して旨みを解き放ちたくて仕方ないといった印象の硬さがありましたが、時間の経過と共に劇的に開いてきました。花の香りも華麗に広がります。タンニンはほとんど溶け込み、豊富な果実は今まさに飲み頃。まろやかな味わい。フルボディでありながらより丸みを帯びたやさしい姿に。女性的なニュアンスを感じる官能的なワイン。熟成したボルドーワインを楽しむには絶好のボトルでした。今飲むべきワインですね。


Ch.Reysson 1999

CH.レイソン1999
CH.レイソン1999

2006.5.7

CH.レイソン1999

1988年からメルシャンが所有するオー・メドックのクリュ・ブルジョワ・スーペリュール。やや明るみを帯びた深いルビー~レンガ色。香りは広がる感じではありませんが、スワリングでカシスが控えめにやわらかく香ります。

味わいは果実がやや単調で、無糖ジュースのような無表情さがありますが、中庸な酸と樽味を帯びたタンニン(これはまあまあ美味い)でバランスが取れている様子。近年の格付け見直しでクリュ・ブルジョワ・スーペリュールに上がったみたいだけど、おそらく市場価格2,500円の同ワインに、価格以上の輝きは見いだせないなぁというのが正直な印象。決して悪くはないけれど、数あるボルドーの中では明らかに埋もれてしまいかねないので、何か個性のようなものがほしいところですね。6時間ほど置くと、低音を奏でながら控えめに甘い果実や漢方のニュアンスが現れ、抜栓時よりも好印象に。飲む前のデキャントをお薦めします。


Les Haut Medoc de Giscours 2000

オーメドックジスクール
オーメドックジスクール

2006.3.4

ル・オーメドック・ド・ジスクール2000

京橋ワイン 2,280円

マルゴー村の格付け3級のシャトージスクールがオーメドックで作っているワインです。セカンドワインではありません。ナツメグの香り、樹皮の香りやセメダイン香。果実は黒系で明らかに若く、茎のような苦みを伴います。樽はやや強めで、スモークチップのニュアンスに好感が持てます。ややタニックでパワフルさが目立ちますが、メルロの丸みがこのワインのバランスを保っているようです。オーメドックながらポイヤックとグラーヴ半々のテロワールの印象を受けます。よくできているなぁと感心しますが、中でも酸の美味さは特筆です。果実が濃厚に乗っていて濃縮液のよう。可能性大のワインで、この価格にしての存在感は絶大です。10年くらい寝かせたら恐ろしく美味くなるのでは。「神の雫」なる漫画で取り上げられ(読んだことがありませんが)、知名度があるワインのようです。【3日後】タンニンはやや失せましたが、酸と果実はいきいき。輪郭がシャープになり、よりボルドーチックな味わいになっています。持久力もあるワインですね。


Ch.Cissac 1994

CH.シサック1994
CH.シサック1994

2006.1.21

CH.シサック 1994

京橋ワイン1,980円

格付けはブルジョア級。2003年にはブルジョア・シュペリュールに格上げされました。抜栓時、落ち着いた果実の深みと樽香が漂います。ゆるゆると漂う感じです。強めにスワリングすると、独特の熟成香が立ち上がり、ボルドー好きは「幸せ」を感じます。コルクは側面にわずかに染み込み始めています。エッジは勿論、思いのほか液全体にオレンジがかっています。味わいは、果実がやや樽に押されぎみながらも、カベルネらしい深みのある酸でうまくバランスがとれていますね。樽好きの人には丁度良いかもしれません。キノコのようなやわらかなアロマとスパイシーさがあり複雑、必要以上の甘さがなく、どことなく昔気質を感じました。やや線が細く、肉付きに物足りなさも感じますが、この価格で熟成に入ったボルドーらしいニュアンスを楽しむには手ごろなワインですね。ちなみに、真昼間からチーズをかじりながら楽しみました。相性はもちろんOKでした。


Ch.La Tour Carnet 1997

ラ・トゥール・カルネ97
ラ・トゥール・カルネ97

2004.12.12

CH.ラトゥール・カルネ 1997

成城石井1,980円

クリュ・ブルジョアながら格付け4級。色は正統派ボルドーというかいっぱしのワインレッド。ベリーの果実味をすこし感じる。が、単調な味で、深みや広がりは無い。やや粉っぽいタンニンとほのかな(でもそれしかない)樽味によって酒躯ができている。熟成していて甘いキノコを感じたがそれも抜栓後30分。後は樽を残して徐々にわずかな果実味が消えてゆく。牡蠣フライとあわせたが、料理と一緒に飲むならさほど違和感は感じない。むしろあわせることで存在価値はあがるようだ。よく格付けにふさわしくない典型のワインとして名を聞くワインだが、単調な味はやはり4級にふさわしくないという噂どおりの印象。否めない。格付けという評価のみが一人歩きするのは、このワインに何の責任もなかろう。格付けの必要性や、あってもせいぜい2級くらいまででよいのではと感じてしまう。


Ch.La Lagune 1999

2004.3.20

CH.ラ・ラギューヌ1999

六香庵(西麻布)

華やかなプラム、サクランボの香り、アルコール。やや濃い赤紫。低い酸。タンニンは濃く低め。秘めた力強さと若々しさを感じるが飲みやすく秀逸。飲みやすい本格的な若いボルドーの味といったところか。とある六香庵にて『今飲み頃の、やや軽めのボルドー』と言ったらソムリエがチョイスしてくれたワイン。


Ch.La Lagune 1982

2003.11.3

CH.ラ・ラギューヌ1982

横浜そごう 14,800円

ふわっと香る熟成香とアルコール。爽やかな柑橘系の果実味にやや粉っぽいタニン。しかし嫌味はなく口中に広がった後にフェードアウトしていく。飲みやすく良い熟成をしたと言える。コルクがカビだらけだったが、それが良い熟成をさせてくれたのだろうか。ただ三十分ほどで味わいは薄れ、四十分後には酸味が強くなってきた。偉大な年のワインとしてはやや躯体不足か。