Medoc(メドック)

Pauillac(ポイヤック)


Les Forts de Latour 2002

レ・フォール2002
レ・フォール2002

2009.5.26

レ・フォール・ド・ラトゥール2002

エノテカ

どうも体調のリズムが少し分かってきたような気がして、水を

1リットル程だとさほど変化はないのですが、1.5リットル以上飲むと体調が悪くなる傾向にあります。体にたまった水が抜け切れずに、耳にたまってしまうのかなと推測するのですが・・・。今度医者に聞いてみます。

さてさて、今日こそ休肝日にしようかと思いましたが、夕飯の手羽先に合わせて重めのボルドーを開けました。ほとんど黒に近い紫色。インクの香り。若々しいですね。液体の密度が濃く、黒系果実の凝縮感たっぷり。豊富なタンニンは目が詰まっていてスケールの大きいものですが、なめらかでざらつきはありません。ハーブのニュアンス、スパイスや革のニュアンスと複雑さは尽きません。見事なフルボディですね。若くても今飲んでラトゥールの片鱗を感じることができますし、レフォールって非常に飲み勝手の良いワインですね。で、夕飯との相性も意識しつつ飲みましたが・・・。レフォールは炭火で焼いた手羽先にはちと勝ってしまった感がありましたが、炭焼きの味わいとはまずまずの相性。肉汁も口中でさっぱり流してくれました。


Ch.Mouton Rothschild 1972

2007.10.14

CH.ムートン・ロートシルト1972

色は72年ものというか35年選手とはとは思えないほど鮮明。エッジにかけてややオレンジが入っていますが、味わいはしっかりしています。全開の時期があったのかは定かでありませんが、古酒としての存在感は十分です。紅茶やトリュフのニュアンス、古酒にありがちな酸っぱさがない、落ち着いた酸。静かな佇まいの紳士的なワインです。ボルドー好きの私としては、72年のボルドーワインを飲む、ムートンを飲む。それだけで幸せな気持ちになります。

CH.ムートン・ロートシルト1972
CH.ムートン・ロートシルト1972
まだまだ元気な色合いのムートン1972
まだまだ元気な色合いのムートン1972


Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1982

2007.10.14

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド1982

1982の左岸は未だ若い(というか年をとってないというか、年季は入っているけれどしわがないとゆうか)液はまだ黒さを保つダークレッド。タンニンが辛く、舌の上をはっきりと転がり、果実は球体で口中でぐるりん。カシス、胡椒、モカ。いろんな要素が重力に引き付けられるようにまとまってやはり球体の躯体。酸は低音で重厚。未だ筋肉を保っており、熟成の伸びしろは相当なもの。このワインはまだ20年以上飲み頃が続くでしょう。状態も良かったです。

驚くほどまだ若いピション・ラランド1982
驚くほどまだ若いピション・ラランド1982
まだ殻に閉じこもったピション・ラランド1982
まだ殻に閉じこもったピション・ラランド1982


Ch.Latour 1994

シャトー・ラトゥール 1994

2007.6.9

シャトー・ラトゥール 1994

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

本日のバーティカルとなるラトゥールの94と62。その先陣を切るのは94年物です。両年共に偉大な年の脇のVTであるため過小評価されがちですが、それを自分の舌で試す絶好の機会です。色はやはり濃く、スパイス、肉香、黒系果実、土、樹木と香りのニュアンスは複雑。舌の上でやや暴れがちですが、旨みの凝縮感はさすがラトゥール。ハーブの青っぽさもあって若い。一方、若い割りに液になじんでいる強烈なタンニンにモダンスタイルを感じましたが、そういえば94年以降はあからさまなはずれのVTがないように思います。ちょうど分岐点といえる年なのかもしれませんね。結果的に、この後に飲んだラトゥール62と共通点がいくつもあったように感じました。最初からパーフェクトのポテンシャルではありませんが、年数を経てタンニンの殻を落とし少しずつ外交的になっていく。でも、酒躯のバランスはずっと変わることがない・・・。ラトゥールで若いVTを開けるなら、最良の選択の1本であるかもしれません。若のみ好きの私としても旨かったです。


Ch.Latour 1962

シャトー・ラトゥール 1962

2007.6.9

シャトー・ラトゥール 1962

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

香りは熟成香がかなりあるのに、味わいはまだその全容を現さない、ラトゥールらしいラトゥール。エッジにグラデーションが見えますが、味わいはまだリリース後20年ほどのワインのよう。スパイス、黒系果実がぎゅっと詰まってまだ目が詰まっています。密度感、集中力ともに高いレベル。アタックの味わいではタンニンは相当殻を落としているように感じるのですが、フィニッシュに残るタンニンは枯れたニュアンスを感じつつもまだまだ豊富。何しろその若さに圧倒され、壊れたタイムマシーンと格闘しているかのよう。各要素のポテンシャルが口中を巡って見事な一体感を見せますが、階段ははるか先まで続いていることが容易に想像できます。

まさに究極のワイン。シャトー・ラトゥール 1962

近年のモダンなラトゥールとは一線を画した、古き良きラトゥールを知る貴重な1本。しかしながら、技術を超えて葡萄が持つラトゥールらしさは、今も昔も変わらないことも教えてくれました。このラトゥールの飲み頃はもう15年先でしょう。このような偉大なワインをさらりとワイン会に出してくださるひらがなたけしさん。有難うございます。皆が幸せに包まれました。


Ch.Fonbadet 1978

シャトー・フォンバデ 1978

2007.6.9

シャトー・フォンバデ 1978

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

ポイヤック村のクリュ・ブルジョワのフォンバデ。初めて試す銘柄です。飲んだ第一印象は一言“若い”。セロリやピーマンなどといった野菜の青い香り、ニュアンスがむんむん。相当な澱が出ているにもかかわらず、タンニンはまだ健在で黒系果実の旨みも液にしっかり乗っています。先に飲んだラ・ラギューヌ82やこのあとに飲んだラスカーズ85より液そのものはまだ若々しい印象。加えて酸がまだ生き生きとしているんですよね。これはこのままの状態がもう5~8年は期待できそうなワインです。このワインは牛ほほ肉とフォアグラのパイ包み モリーユのソースと見事にマッチしていました。肉とボルドー。王道ともいえる組み合わせですが、これをまさに体現したマリアージュで、ワインの熟成感を包み込むソースとパイ生地の優しさがとても印象的でした。ブルジョア級のワインとのことですが、これだけ状態がよいポイヤックは大変貴重です。78年物なんてまず見かけないですよね。


Ch.Latour 1956

完全にピークを過ぎ去っているラトゥール1956
完全にピークを過ぎ去っているラトゥール1956

2006.10.21

CH.ラトゥール1956

写真では光の加減で濃く写っていますが、かなりの琥珀がかった褐色。香りは良い部分を見出せばマディラ。酸は中庸でタンニンは消失。味わいはビネガーっぽい無味。完全に逝っておられるようです。が、しかしこれもまたバッドヴィンテージの醍醐味でしょう。困難な年のワインを知ることで学ぶものが多くあります。ワインは生き物なのです。


Ch.Lafite Rothschild 1961

熟成の下り坂半ばのラフィット1961
熟成の下り坂半ばのラフィット1961

2006.10.21

CH.ラフィット・ロートシルト1961

ボルドーの伝説となっているグレートヴィンテージの1961。ラフィットは茶褐色、レンガ色、エッジはオレンジがかっています。シンナー、揮発香はまだ強く、果実はなめらかでスムーズ。タンニンはややぎくしゃくとしながらも液に溶け込んでいます。小柄ではありません。酸はまだしっかり生きており、もう10年はもつでしょう。全体にバランスがとれ丸みを帯びるにはまだ時間がかかりそうですが、現時点で想像を超えていくような“美味しい”要素は見当たらず。偉大なヴィンテージの古酒のニュアンスは堪能できました。


Ch.Mouton Rothschild 1998

CH.ムートン1998
CH.ムートン1998

2006.7.11

CH.ムートン・ロートシルト 1998

エノテカ 17,800円

おどろおどろしいエチケットはルフィーノ・タマヨ氏の手になるの。そういえば95~97年と絵らしからぬエチケットでしたからようやく“らしい”絵柄ですね。今回は、2006年ワールドカップでイタリアがフランスを破って優勝したことから、フランスのとむらいの意をこめてムートンを開けました。「2位に甘んじず!」というわけで。ところでワインの味わいですが、一言で表すと「強いワイン」ですね、ムートンの98年物は。カシス、タバコ、樽が強く香り、アタックからタンニンが先行。墨汁のようなコク深いタンニンはややざらついた感じがしますが、目が詰まっていいます。現在は樽がやや強めでバランス感はいまひとつですが、酸はかなりの良質です。いまどきの造りかと思いきや酸は奥行きがあり高く、長命が約束されているようです。アルコールは高く、澱もやや多めでした。3時間ほどたつと、バニラ香が顕著になり、果実の凝縮感はジャムのような質感を帯びてきました。酸を除けば、まるでエスプレッソコーヒーを飲んでいるような印象。


Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1995

ピション・ラランド95
ピション・ラランド95

2006.5.13

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1995

エノテカ 16,800円

やや黒ずんだルビー色、エッジはほんのわずかに淡くなってきているようにみえる。抜栓と同時に揮発香、熟成香や甘いキノコが香り漂います。このヴィンテージはメルロのブレンドが多いのでしょうか、熟成もあるでしょうがとても丸みのあるまろやかな味わい。コク深いコーヒーのニュアンス。さらに、嫌味のない土っぽいニュアンスはミネラルを含んで美味。タンニンはほとんど溶けきっているように感じるくらいとげがなく丸い。はっきりと黒系の果実を感じる酸は伸びがあり、タンニンとのバランスも良好です。アフターではタンニンがさらに層を成し、飲みやすいのに圧倒的な存在感があります。カカオのニュアンスはピション・ラランドの特徴なのでしょう、口に含んだ瞬間、1年ほど前に飲んだ印象が鮮明に思い出されました。飲みやすく、かつ長命。そんなワインの典型かもしれません。


Carruades de Lafitte Rothschild 2000

カリュアド 2000
カリュアド 2000

2006.5.3

カリュアド・ド・ラフィット 2000

伊勢丹相模大野 4,980円

今日は深夜にカリュアド2000を開けました。来は開ける予定ではなかったワインなのですが。経緯を説明しますと、ネットでワインを検索していたところ、たまたまカリュアドの2000年ものが目に付きまして、価格を見ると何と9,000円~13,000円ではないですか。同ワインは、リリース直後に4,000円台で手に入れた銘柄で、約2倍以上の高騰ぶりに驚き(とはいってもワインの世界ではよくあることですが)、価格上昇に見合ったワインに成長しているのかなぁと思い立ったわけです。香りはいかにもボルドーらしいカシスなど黒系果実の香りやシダ香がむんむん。色は赤黒+紫といったところで艶やか。ところが、口に含むと意外に固いのです。果実は広がりを見せる前にタンニンとともに喉を通り抜けていく感じ。酸はしっかりしていて、それは好ましいことですが、いかんせん果実が十分に感じられないため、どこか無骨なリオハのワイン(個人的な印象です)のニュアンスを思い出しました。実は約2年前にも飲んでいましたが(当時の感想はこちら)、閉じたとまではいきませんが、随分と奥行きがなくなったなぁという感じで、これはボトル差なのでしょうか。それでもタンニンの質はかなりのもので、いわゆるグランヴァンと呼ばれるそれと同じニュアンスを感じるコクがあります。ワインは果実味の美味さを感じたい私としては、今回のボトルは前回ほどの感動はありませんでしたが、それは贅沢な意見であるかもしれないことを申し添えておきます。明日も続きを飲みますので良い変化に期待します。現時点では、価格の高騰に見合うかはかなり疑問です。


Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1995

ピション・ラランド95
ピション・ラランド95

2005.7.23

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1995

エノテカ 16,800円

10年目の結婚記念日に開けたワインはもちろん1995年産。ピションラランドを指名しました。チョコのようなカカオ香と、香ばしい燻香。下草のような香りも複雑。果実は大きく重く巨大で、カシスやプラムなど数え切れない。果実の奥にある甘さは非常に凝縮されたもので、タンニンのコクと一体となり、ビターなニュアンス。甘さ控えめのチョコのよう。酸はしっかりとしていて、ボルドーらしい酒躯を支えている。タンニンは強く多いのですが、飲めてしまいます。驚いたのは抜栓後2時間たっても一向に衰える気配なく、澱が多いのに若々しいこと。まだ開きそうなのにそれ以上なかなか開かない。でも5時間かけてじっくり煮込んだビーフシチューとの相性は抜群でした。まろやかで重たさを全く感じさせなく、それなのに奥深い可能性を感じるすばらしいワインです。


Ch.Latour 1999

ラトゥール1999
ラトゥール1999

2005.7.16

CH.ラトゥール 1999

エノテカ 15,800円

1999年というビンテージは、ラトゥールさえもチャーミングに仕上げている。1997年を上回る飲みやすさは、高い果実味と、やわらかできめ細かなタンニンによることは飲めば明らかだ。濃い紫から赤黒い色合いで、ベリーの香りがむんむんにたちこめる。まだ若いせいか、まだ複雑なニュアンスは少ないが、3時間ほどたつと梅のようなニュアンスがでてきた。さらに若返ったような…澱は多めでした。現時点では、何より若くみずみずしい果実味がメインのワイン。完成度の高いタンニンは、熟成にそれほど時間を要するとは思えないが、もう5年くらいたつと、十分飲んで美味しいのでは。ラトゥールらしさを秘めつつも、新たなアプローチを感じるワイン。


Les Forts de Latour 2002

レ・フォール2002
レ・フォール2002

2005.6.24

レ・フォール・ド・ラトゥール2002

エノテカ

ラスカーズに続いて開けたのがレ・フォールの2002年もの。居酒屋に持ち込み、鳥の手羽焼きとあわせていただいた。濃い赤紫でバニラの香り。干しイチジク、プルーンも香るがやや閉じている。樽やや強めながら果実味の存在感もある。時間が経つにつれ燻香もでてきた。タンニンはきめ細かく、若くともそれなりに飲めてしまう造り。手羽から染み出る旨みの乗った脂とは相性が良く、鉄火巻きや鮪の赤身ともあわせてみたが、これまたなかなかの相性だった。抜く栓から1時間半ほどで飲みきってしまったため、変化を実感することはできませんでしたが、飲み頃は15年ほど先でしょうか。やはりタニックなワインです。


Ch.Lafite Rothschild 1997

ラフィット1997
ラフィット1997

2004.12.31

CH.ラフィット・ロートシルト1997

エノテカ 20,500円

抜栓18:30。香りは地味(滋味)ながらスーっと冷たい黒鉛のブーケが漂う。溶け込んだ樽が相まって、ニュアンスは鉛筆そのもの。小さい頃鉛筆、をかじる癖のあったかたはよく分かるかと思います。まったくといっていいほど酸がないアタックは97年の1級シャトーに共通しています。ほぼ溶け込んだ樽味が構造の半分で、残りは革と研ぎ石のような鉄分、プルーンのような凝縮した果実味。アフターは舌上でミネラルが延々と続く。

ラフィット1997
ラフィット1997

これは心地よい!ただ、ちょっと樽に支配されすぎか。12時ジャスト。味わいは変化し続け、飽きの来ないグランヴァンであると実感したが、次第に味が薄く弱くなっているのは否めない。甘くないジュースのように単調。某ワイン情報などによれば97年ものの中でも一番寿命があるそうだが、ワインの寿命はあっても美味さの寿命は疑問。ラフィットらしさを醸し出す、最初の2~3時間が飲むべき時間帯と見た。


Ch.Lynch Bages 1995

ランシュ・バージュ95
ランシュ・バージュ95

2004.11.3

CH.ランシュ・バージュ 1995

町田東急百貨店 12,800円

ジャン・ミシェル・カーズ家が所有する格付け第5級ながらその品質で有名なランシュバージュの95年物も、いつのまにかもう十年選手の領域。このワイン、いい熟成をしています。濃い紫でエッジはほんのり薄みがかってきている程度。まだまだこれからの色合い。スパイシーな香りと溢れるブルーベリーのような新鮮な果実を思わせるブーケが漂う。このワイン、本当にいいですね。濃い味わいでもねっとりしすぎていない舌触りで、タンニンは多くは感じないがズシリと厚みと重さを感じる。超フルボディ。大袈裟でなく、以前にシャンベルタンを飲んだ時のようなスケールの大きさを感じました。


Ch.Mouton Rothschild 1997

CH.ムートン1997
CH.ムートン1997

2004.10.23

CH.ムートン・ロートシルト 1997

エノテカ 20,500円

何かの見ごろの1級をと考え、ムートン97をチョイスした。以前飲んだ97年ラトゥールは強い甘さが印象的だった。はたしてムートンはいかに。色合いは黒に限りなく近い紫。かざしても変わらぬ濃い紫が、液体の充実ぶりを語ります。複雑な甘い香り、シナモンが部屋中にたちこめる。タンニンは舌ざわりで厚みを感じるが味には顔を出さず、飴のような甘さと低い(無いに等しいくらい)酸をしっかりつかまえて見事なバランスを演出している。時間が経つほどに表に出てくる樽味はややざらつくが香ばしく美味しい。抜栓後3時間はしっかりと美味さを保っていた。この97年のスタイルは、強すぎず、弱くなく、そして甘い、ムートンらしいスタンダードムートン。お薦めです。


Pauillac de Latour 1998

ポイヤック1998
ポイヤック1998

2004.10.9

ポイヤック・ド・ラトゥール1998

エノテカ 2,500円

色合いはラトゥールの血筋を感じる暗い赤。青い茎のような香り。澱すこしあり。程ほどのタンニンに程ほどの酸の割りにしっかりとまとまったワインで、クリーミーさも少しながら感じることが出来る。チーズとの相性がよい。『渋い』ワインの中では飲みやすい部類に入る。(2日目)滑らかさを増したのみ口で、まだまだ美味い!実はすごい才能があるのかな?好印象。(3日目)酸が少し強くなってきたがぐんぐん増す甘さは特筆。


Carruades de Lafitte Rothschild 2000

カリュアド2000
カリュアド2000

2004.7.2

カリュアド・ド・ラフィット 2000

伊勢丹相模大野 4,980円

軽やかな酸と葉っぱを噛んだような青苦さ。舌の上で止まると今にも暴れて落っこちそうな大きめのタンニンはかなり攻撃的。これだけ若くて暴れるワインはヴィンテージの特徴などは一切無関係のよう。ほんのりオリエンタルなお香が漂うようなアロマをかもし出す。『ラフィットらしさ』はわからないが、ポイヤックは感じる。カベルネの強さをはっきり感じる。硬さも感じぬほど、まだ強さのみが際立つこのワイン。2000年ものの成長を知るよい一本。大騒ぎの2003年の陰で、充分な熟成を重ねてほしい。ゆっくりと。ゆっくりと。


Ch.Latour 1995

ラトゥール1995
ラトゥール1995

2004.6.3

CH.ラトゥール 1995

東急百貨店町田店 35,800円

先日飲んだムートン95がやや満足できないワインだったので、同じ95をラトゥールで再度試した。色合いは濃い紫から墨を混ぜたような赤。エッジはほんのり淡い紫。香りは、まず、熟した果実、湿った森の香り、ふわっとロースト香も。 味わいは、口に含むと甘すぎない熟したフルーツを感じ、酸を感じる間もなくすぐにガチっとコクのある高めのタンニンが追いかけてくる。思わず口をすぼめてしまいそう。口中の広がりと後味にほのかに土っぽい甘さも残る。酸は一番最後に登場、意外に中庸。2時間のデキャント後は、タンニンはコクそのままに、まろやさを増した。まろやかになっても甘さを増す変化は強くなく、そこが気に入った。ただ、諸誌にあるような95年のポイヤックとしての強さは、正直感じられず、どちらかというとヴィンテージは94年に近い印象。それでもやはりラトゥールとしての存在感はしっかりある。美味しいですよ、確かに。


Ch.Mouton Rothschild 1995

CH.ムートン1995
CH.ムートン1995

2004.5.18

CH.ムートン・ロートシルト 1995

エノテカ

18時半に帰宅。こんなことはめったにない。時間をかけて楽しめると奮発してムートンを。しかも95を開けました。アントニ・タピエスの手になるこのラベルは、ワインを愉しみ味わう五感を表しているとか。思ったより明るい、濃いルビーから赤黒。香りはほのかに黒い果実を感じる。ロースト香も強い。素敵な香り。酸は思ったより高く、やや攻撃的、周りなど気にせず突き進む感じ。愛想に欠ける。タンニンはやや角がとれてきており、強すぎず、でも飲みやすい程度よりまだ強めといったところ。飲んですぐに感じるがバランスがもうひとつぎこちない。酸とタンニンが伸びたり縮んだり、お互いを知らずに自己主張している感じ。美味しいなくはないのだが、ムートンならもっとできるはず。10年程度では熟成が足りないのか?澱はしっかり出ているが。酸の高さは保存が悪かったわけではないと思われるので、結果この95年ものはやや期待はずれといえる。香りは良い印象だっただけに残念。美味しかった94年のことを考えると、ヴィンテージの良し悪しだけではワインの美味しさはわからないと改めて感じる。


Les Forts de Latour 2000

レ・フォール2000
レ・フォール2000

2004.5.14

レ・フォール・ド・ラトゥール2000

エノテカ 9,800円

久しぶりのグランヴァン。濃い色合い。綺麗な紫~黒。ひと口めから甘酸っぱいベリーのような果実味を感じる。酸は想像以上にはっきりとして一向に引き下がろうとはしない。タンニンもしっかりあり、ズドーンと喉に響く。タンニンと酸の隙間で顔を見せる甘酸っぱさにこのワインのバランスの良さを感じる。ややハーブのような青っぽさもあるが、これがあるかないかでラトゥールとの違いを感じる。2000ラトゥールは正直、美味しいワインだった(ありきたりな表現だが確かに美味しかった)が、このレ・フォールはそれに充分近くの位置にいる。次にどちらを買うかと聞かれたら、私はレ・フォールを選びます。これから当分の間は、美味しいラトゥールが飲みたくなったらこのレ・フォールに相談しよう。とはいえ

この値段。そうそう手は出ませんが。


Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1986

ピション・ラランド86
ピション・ラランド86

2004.5.1

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1986

エノテカ 19,800円

ここのところずっと若いヴィンテージを飲んでいたので18年の熟成を経たピション・ラランドを開けました。鮮やかな赤紫。エッジにはっきりとオレンジが。香りは湿ったキノコや、タール、インクの香り。アルコール香はしんと静まり返るように広がる。熟成を感じる。まだはっきりと感じるタンニンは熟成でこなれていてややコク甘い。酸は程々に残っている。低いがまだまだ生きてしていてタンニンとうまく絡んでいるよう。余韻は甘い味わいが口中に広がり、残る。とろみもある。甘い干草のようなニュアンス。熟成してなお残る品のよさ、外交的な飲みやすい美味しさは、躯体がしっかりしたワインの証しですね。


Ch.Pontet Canet 1996

ポンテ・カネ1996
ポンテ・カネ1996

2004.4.17

CH.ポンテ・カネ 1996

エノテカ 4,980円

鮮やかな赤紫色、エッジは薄いグラデーション。香りは想像以上に複雑で、枯草や土、ロースト香や、わずかに革のような香りもある。口に含んだ第一印象は『堅実』で、味わいは、伸びやかな、やや高めの酸と、程々ぎりぎりに強めに感じるが、雑味のないタンニンが非常に無難(決して悪い意味ではない)に美味しい。甘さで攻めようという気がまったくないように感じるほどクラシックな造りに感じる。やや熟成

の気配を感じ取れたが、まだまだ閉じている様子。多少熟成させてから飲もうと若飲みしないでストックしていたが、まだまだ若かったのかもしれない。また、個人的に、あまりに堅実平凡な印象だったので将来の可能性がよくわからないとも感じる。適切な表現かわからないが、最上級の部類にはいるデイリーワインが超進化すると、こんなスタイル・味わいになるのでは。もちろんこれはほめ言葉なのですが。


Ch.Mouton Rothschild 1994

CH.ムートン1994
CH.ムートン1994

2004.4.15

CH.ムートン・ロートシルト 1994

リカーランド・トップ 14,000円

濃い真紫。抜栓した瞬間にツーンとアルコール香があたりを駆け巡るように取り巻く。強いミネラル香も。湿った木の幹のような香りも。抜栓から一時間デキャント。すると強い香りはやや角がとれ、森林浴のように、湿った木の幹のような静かさを感じる香りに。味わいは、丸くなった香りとは反対に、ひと口めから厚く噛み応えのある液体で、タンニンはややまとまりなくざらついた感じがあるが、コク深く、煎ったコーヒー豆のようなニュアンスも感じる。全般に重低音の味わいで、まだまだ時間をかければまろやかさが期待できそう。二杯目もスワリングすると具体的に杉のような樹木香がふわっと起こり、味わいはしっかりと強いコクにほんのりベリー系の果実味が見え隠れしている。10年選手だがまだ熟成は浅いように感じた。まだまだ寝かて将来愉しみたいワイン。


Ch.Mouton Rothschild 1999

ムートン1999
ムートン1999

2004.4.2

CH.ムートン・ロートシルト 1999

エノテカ 13,800円

華やかな若々しいシダー香。ややミントの香りも。程よく強いアルコール。色は黒に近いガーネット。やや樽が強いもののひと口めからするすると飲める雑味ないクリーンな液体。口の中での存在感も抜群で、覆い尽くされるほどだが、重々しさは微塵も感じない。喉をとおりすぎたあとの余韻も綺麗に広がっていく。明らかに95や96年ものとは違ったアプローチのムートンで、うーん、『そう来たか』と思わず唸るような、新しい方向性を感じる。無理に大技を使わなくても、着地まできれいにまとめれば高得点がでるワインの典型的。


Ch.Latour 2000

2004.3.28

CH.ラトゥール 2000

エノテカ 20,500円

ついに開けた2000ラトゥール。濃い黒紫。煮詰めたプルーンのような深い甘さを感じるアルコール香。味わいの第一印象は『来た来た来た!』。香りに感じたほど甘さはなく、ほのかにミネラルの香り、かなり湿った土の香り。口に含んでそのままじっとしているとタンニンが口中を覆い尽くし、飲み込むと幾層にも感じる独特で複雑な余韻がじわっと、そしてゆっくりと喉をつたいながら通り過ぎていく。言い遅れたが液体はやや粘り気があり、密度の濃さを感じた。そしてなんといってもこの味わいのあまりの複雑さは他に喩えようがない。前評判どおりの凄いワインで、飲んだ後に開いた口が塞がらないほど感嘆したワイン。


Ch.Lynch Bages 1999

ランシュ・バージュ99
ランシュ・バージュ99

2004.3.10

CH.ランシュ・バージュ 1999

成城石井 4,980円 

新しい鉛筆の芯のうような、典型的なポイヤックの強い香りがアルコールとともにぶわっと立ち込める。味わいは非常に真面目な印象でタンニンは思いのほかシルキー。しっかりしていてそして出過ぎない酸とのバランスもいい。正直に美味しいワイン。


Ch.Latour 1997

ラトゥール1997
ラトゥール1997

2004.1.1

CH.ラトゥール 1997

エノテカ 20,500円

甘い!なんて甘いんだろう。ラトゥールってこんなに甘さを感じるワインだったっけ。ややなめらかな液体にはきめ細やかなタンニンが乗っていて、力強さよりも繊細さを感じる。安心できる非常に美味しいワイン。飲んだ後に口の中に残る美味しいタンニンの余韻の綺麗さはさすが一級。苦しいヴィンテージに見事なワイン。


Ch.Pichon Longueville Baron 1982

ピション・バロン1982
ピション・バロン1982

2003.12.25

CH.ピション・ロングヴィル・バロン 1982

横浜そごう 14,800円

この82年ものを飲むのは今回で三回目だ。今まで飲んだ二本は抜栓後30分で枯れてしまうワインだった。・・・残念ながら今回もまた同じであった。グラス一杯目は湿ったキノコのような熟成香や甘い香りで愉しませてくれるものの、タンニンは既に消え去っており構造が緩い。が、ワインを責めるはずもない。既に熟成のピークを過ぎ去っているのだから。おつかれさまと言いたい、もっと早く出会いたかったワイン。