Philippe Pacalet(フィリップ・パカレ)


Gevrey Chambertin 2002

パカレのジュヴレ2002
パカレのジュヴレ2002

2005.5.25

ジュヴレ・シャンベルタン 2002

フィリップ・パカレ

かじわら酒店 8,000円

ポマールよりもやや濃い赤。やはり透き通っている。ふんわりベリーが香り、時間が経つと焦がしたニュアンスも見せる。ビオ特有の澱やや多い。ミネラルが強く、お香や蝋石の味もある。酸はとてもナチュラルで飲みやすいが、タンニンはミネラルであふれ、それゆえにかき消された感も否めない。余韻はやや短い。全体的にポマールよりもわずかに綿密でふくよか。わたしはポマールよりもジュブレが好み。鰻の白焼きと合わせたが、これはなかなかの相性を見せてくれた。湿ったニュアンスの熟成香は、ピノながらボルドーのニュアンスをわずかに感じた。しかしながら、どうしても先入観を持って飲んでしまうため評価が難しいですね。ビオとして臨めば満足感あり。先入観なしで臨めばきっと物足りない。どちらが正しい入り口かは飲み手次第でしょう。もうひとつ、価格がネックかもしれませんね。


Pommard 2002

パカレのポマール2002
パカレのポマール2002

2005.5.14

ポマール 2002

フィリップ・パカレ

かじわら酒店 8,000円

パカレおなじみの淡すぎる透き通った赤。クリーンな果実はみずみずしいチェリーのよう。甘酸っぱく飲みやすい。アフターは出汁のニュアンス。そして味わいの変化が思いのほか早い。3時間ほどで練り梅の味に。昨年8月に飲んだときのほうが美味かったように感じる。複雑さに乏しく。「なるほどね」といった感想以上の感動がない。ボトル差ならよいが、なんだかパカレを飲む理由を考え直してしまう危うい1本。これだからワインは奥が深い。【5月16日】二日前の感想を若干修正しなければいけない。重厚な果実味は安定した味わいで、不安定な要素は微塵もない。果実に始まり果実に終わる心地よさが嬉しい。


Beaujolais vin de Primeur 2004

パカレのボジョレー2004
パカレのボジョレー2004

2005.4.29

ボジョレー ヴァン・ド・プリムール 2004

フィリップ・パカレ

湘南ワインセラー 3,300円

相変わらずの透き通ってしまいそうな淡いワインレッド。みかんの皮、ドライフラワーの香り。リリース時よりもおとなしい感じ。 懐かしい味にも思えるが、昨秋に飲んだときとはガラッと違う印象。味はまるで葡萄の皮をなめているようなやわらかな果実。 梅紫蘇よりももっと軽やかな果実のニュアンスが強く、まるでピノのようにクリア。格段に美味くなっている。フルーツコンポートのよう。ただ、果実だけでなく、ワインとしての躯体を求めるならやや物足りないかもしれない。【二日目】ピュアな質感はそのままに、ガメイが戻ってきた。無農薬の野菜を畑で食べているような甘さとみずみずしさ。土の香り。ビオ臭さでなく、ビオ旨さ?のワイン。


Beaujolais vin de Primeur 2004

パカレのボジョレー2004
パカレのボジョレー2004

2004.11.21

ボジョレー ヴァン・ド・プリムール 2004

フィリップ・パカレ

湘南ワインセラー 3,300円

話題沸騰のパカレ。"ビオディナミ"の造り手として一世を風靡しているといっても過言ではないパカレ。以前飲んだポマールが私の初パカレだった。土の香りと乳酸香に美味しさを感じたが、パカレって本当に美味しいの?自分の舌で再び確かめなくては。意外にも香りは殆ど感じない。淡い赤紫。最初に土の味が広がり、続いて土の出汁(表現苦しい)のようなコクが。20分ほどたつと、パカレ特有の紫蘇梅風味が表れる。このへんから乳酸香がしてきた。40分ほどで今度は梅紫蘇に(梅が先です)。梅を出汁にといたような味。下の上に残るかすかなタンニンも、梅を含んでいる。品種をあまり想像させない味で、ポマールもボージョレも同じ味に感じてしまった。ビオとして飲むには説得力は十分にある。

パカレのボジョレー2004
パカレのボジョレー2004

ボージョレらしさとしては正直計りかねる。ルイジャドのプリムールよりも、自己主張があるのは確か。2時間後にはようやく葡萄の上澄みや枯葉、土の香りが漂ってきた。出汁がより強くなり、しょっぱさも感じるように。良い意味でも悪い意味でもこの液体がワインであることを忘れそうな次元の味、好みははっきり分かれるだろう。4時間後でようやく味がこなれて甘さが出てきた。臭みがなく素朴で好感の持てる味だ。



Pommard 2002

パカレのポマール2002
パカレのポマール2002

2004.8.7

ポマール 2002

フィリップ・パカレ

かじわら酒店 8,000円

いつのもうかとキープしていたパカレのポマール。思ったよりも淡い紫色の液体はサラサラでもトロリでもない、ややざらついた感じ。長く漬けた古い梅干を開けたときの香りは土っぽさと混じったような、好みの分かれる微妙な香り。木の実のような香りも。ほんのりとした甘さがあり、酸もしっかり感じつつも爽やか。最初はブルらしい高いテンションの甘酸っぱさ(でも軽々しくない)があり、クヌギの樹のような香りが後味に移っている。ビオと知って飲めばその造りが目に浮かぶようにワクワクさせてくれるが、知らずに飲んだ人は多少、戸惑うのでは。飲みごたえのあるこのワインは好みが分かれるところだろう。