久々の訪問となった肉のなごみ。この日は吹雪く勢いの雪が舞う寒さ。すき焼きやしゃぶしゃぶも食べたいところですが、やはり最強リーズナブルな和風ステーキ膳を予約しました。和風ステーキ膳はコース仕立てで前菜など品数豊富でどれも豪華な構成。メインのお肉はしっかりボリューミーで美味しいので私のイチオシのコースです。
前菜は3品。トマトのコンポートが甘くてジューシーで美味しく、フルーツトマトに混ざってマスカットもサプライズで入っています。クリームチーズ豆富は北見産のハチミツをかけてクラッカーにディップしながら食べるもの。クリーミーさに甘さが加わりまるでデザートのようでした。ウフココットは半熟卵のグラタンのよう。ツナのほかブロッコリーなどの野菜が入っており、お酒のおつまみとしても相性抜群です。ウフはフランスで卵を意味するようで、家庭料理的なメニューだそうです。冷菜はクレソンのほか彩とりどりな野菜のサラダにキャビアが乗っていて味のアクセントが楽しいです。合鴨のローストも添えてあるのでしっかり食べ応えのあるサラダに仕上がっています。温菜のパイ料理は焼き立てで器も熱々。パイの屋根を崩すとトリュフの香りがふわっと舞う一品で、中にはエリンギなどのキノコが食べやすい大きさにカットされています。パイ生地をクリームに馴染ませながらキノコと一緒に熱々を頬張ります。飯物の和牛炊き込みご飯は安定の美味しさ。ガーリックがほんのり効いていて、半熟卵の目玉焼きを崩しながら絡めて食べるのが幸せです。このあたりでメインのお肉の前にお腹いっぱいになってきます。そしてメインのお肉の登場。熱々の石焼の上で熟成牛のミスジとサガリのステーキです。大蒜醤油や山葵塩でいただきます。特にサガリは熟成させていることもから血が滴ることもなく、旨味と柔らかさが増し増しの美味しさです。お肉にたどり着くまでにお腹いっぱいな感じでしたが、あまりのお肉の美味しさに不思議とパクパク食べれてしまいます。デザートはいつものクリームブリュレで、黒糖のカラメルソースの上に乗ったアイスクリームを混ぜて食べると幸せこの上なしです。
ゆっくりと食事を楽しむこと2時間。アルコールを含むドリンク飲み放題も付いて5,000円はいつもながら安すぎます。丁寧な接客は北見に割拠する焼肉店とは一線を画すもので、お店のコンセプトどおりお客をほっこり満足にさせてくれます。掘りごたつの個室完備というのも良いですね。北見で一押しのお店です。
<おすすめ度>
★★★★★
肉のなごみ
北海道北見市北5条西4丁目ソシアルビル1F
0157-26-4000