Hermitage(エルミタージュ)


Emmanuel Darnaud(エマニュエル・ダルノー)

Crozes Hermitage Les Trois Chenes 2004

E・ダルノーのクローズ・エルミタージュ04
E・ダルノーのクローズ・エルミタージュ04

2006.6.4

クローズ・エルミタージュ・レ・トロワ シェーヌ2004

エマニュエル・ダルノー

Cave de Oyaji

悪い意味でなく「ぬめり」とした第一印象。黒系の果実とシナモンやゴム、ドライフラワーのような香りで、アタックは「畳」のようなニュアンス。口中での中間は、カラメルのように煮詰めた黒果実(但し、甘くない)であふれ、わらの中にとびこんだように乾燥した草の風が吹きまくるよう。アフターにほのかに青野菜が残ります。味わいや香りはローヌのそれなんですが、ボディバランス(エレガント)にどことなくブルを感じます。2004年ものであるにもかかわらずタンニンがこなれていて飲みやすい。タンニンのなめらかな舌触りを堪能するには良いサンプルかもしれません。そうそう、全体的な質感としてミルキーさも持ち合わせていることを書き添えます。

Crozes Hermitage Les Trois Chenes 2003

E・ダルノーのCH2003
E・ダルノーのCH2003

2006.1.10

クローズ・エルミタージュ・レ・トロワ シェーヌ2003

エマニュエル・ダルノー

Cave de Oyaji

ゴム、ビニール、腐葉土、タールの香り、複雑この上ない香りがむんむん。抜栓時の香りは個性的で能動的。梅かつおの味でコク深い。タンニンはほとんど感じず、酸はきりっとしていているもののやや低めで早く引く。その分、口中のニュアンスが鮮明に残る。3時間後、やや開いて表情が見えてくるとともに、あらためて出汁のような旨みと梅、漬物のような味が主体。強めのスワリングでオクラの種やクヌギの木のようなブーケも。何とも有機な香り。北部ローヌのACということでシラー主体のワインだと思いますが、スパイシーさよりもワインの体温を感じるような艶めかしさ、複雑さを感じます。


Alain Graillot(アラン・グライヨ)

Clozes Hermitage Rouge 2004

アラン・グライヨのCH2004
アラン・グライヨのCH2004

2010.4.29

クローズ・エルミタージュ・ルージュ 2004

アラン・グライヨ

Cave de Oyaji

今日は近所の自然公園の水辺にある屋外ステージで祭りがあり、中3の娘の吹奏楽部の演奏があるとのことで見に行ってきました。この場所はしばしば薪能にも利用されるもので、池の中に佇むステージは好天にも恵まれ心地よい条件の下に演奏を聴けるはずでしたが。(1)基地の離発着訓練と重なり轟音で演奏が聞こえない。(2)自然の佇まいも、森林浴どころかタバコの煙が絶えない。とまあ音楽はよかったのですが、こんな感じがありました。(1)は基地を抱える町の切実な問題です。思い返せば子供の運動会や入学式卒業式。ことごとくの行事において、ビデオ撮影には戦闘機の轟音が漏れなく収録されています。自治体にとっては基地交付金は旨みなのかもしれませんが、正直、基地は私の生活のプラスにはなっているとは実感できません。(2)はマナーの問題です。子供はもちろん、大勢が訪れる場所で、自然の中での開放感からなのかもしれませんが、タバコの煙を撒き散らす愛煙家の方は、正直モラルを疑います。個人的にもメニエル病にタバコの煙は良くないのですが、それはともかくとしても自然の空気を吸いに行ってのタバコの煙は、気持ちよいものではありません。タバコ料金の値上げも、受動喫煙の影響が関係あるのかは分かりませんが、受動喫煙の機会が減るなら私は歓迎です。と書きなぐってみましたが、そろそろ飲んだワインの感想を。2004年物のクローズ・エルミタージュです。

アラン・グライヨのCH2004
アラン・グライヨのCH2004

熟成香と森の下草の湿ったニュアンスの香りがたっぷり。味わってみると、やはり熟成感があり、オークフレーバー、ドライフルーツのニュアンスがあります。熟成の入ったカラっとした酸。鉄や獣のようなニュアンスもわずかにあります。熟成したシラーの凝縮果実が美味しく、アフターで口中に沸き起こるコクの余韻もたまりません。偉大なワインとまではいきませんが、シラーの旨みがコンパクトに詰まった好ワインです。思ったよりクドさはないのでするする飲めます。