Southern Rhone Other(その他南仏)


Fourneaux(フルヌ)

Blanquette de Limoux Brut N.V Carte Ivoire

ブランケット・ド・リム
ブランケット・ド・リム

2006.7.25

ブランケット・ド・リムー・ブリュット N.V

カルト・イヴォワール

フルヌ

Cave de Oyaji

自然発酵で作られたスパークリング。使用品種のモーザック種の葉裏に白い産毛が生えていることから「ブランケット」と呼ばれているとの説もあるようです。沖縄旅行初日に開けたこの泡はリゾート気分をさらに盛り上げてくれました。シャンパーニュのような細やかな泡立ちながら強くはじける喉越し。伸びやかな酸は口中でのリンゴのようなニュアンスからアフターのイースト香のニュアンスへとスムーズにつなぎます。一口また一口と、キレのある味わいを絶え間なく求めてしまう。そんなワインです。


Dom. Condamine Bertrand(コンダミン・ベルトラン)

Clairette du Languedoc 2004

クレレット種のワイン
クレレット種のワイン

2006.2.27

クレレット・デュ・ラングドック 2004

コンダミン・ベルトラン

Cave de Oyaji 1500円

ビオディナミで造られるクレレット・ブラン種100パーセント。クレレットはラングドック地方では初めて1948年にINAOより原産地呼称証明AOCを取得しました。淡い黄金色で若いソーテルヌにも似た色合い。より淡い麦わら色。香りはやさしくマーガレット、黄色系のドライフルーツが香る。味わいはカシューナッツのような脂系のコクがまろやか。ナッティなのにくどくありません。酸もやわらかで涼しげ。白桃のようなニュアンスはクレレット・ブラン種の特徴なのでしょうか、優しい果実のアロマは飲む者を魅了してやみません。球体のようにまろやかでやさしいワインですね。料理との相性のレンジは無限でしょう。この価格にしてこのクオリティ、南仏ならではの発見ですね。


Domaine Felines Jourdan(ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン)

Picpoul de Pinet 2008

ピクプール・ド・ピネ2008
ピクプール・ド・ピネ2008

2009.12.22

ピクプール・ド・ピネ 2008

ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン

Cave de Oyaji 1,785円

体調と相談しながらアルコールをいただく毎日が相も変わらず続いております。今月は忘年会ラッシュで、ワインは控えておりました。ようやく予定する最後の忘年会が終わり、ワインにシフトです。初めて耳にするピクプールという品種の葡萄から造られる辛口の白。販売店のテキストによれば、ピクプールは酸が強い品種のために単体では仕込まずにブレンドに利用されることが多いそうですが、このワインはピクプールのみで仕込んだとのこと。ネットで調べてみたら、ピクプールは直訳すると「唇を刺すもの」になるそうで、それほど酸が強い品種ということでしょうか。ちなみに輸入元はザヴァイン。コルクは合成樹脂でできたものです。色合いは淡い麦わら色。香りは石油っぽいオイル、ほのかにミントっぽいニュアンスもあり。

ピクプール・ド・ピネ2008
ピクプール・ド・ピネ2008

スワリングすると割きイカのような甘い香りも広がります。味わいは思ったより酸味はエグさがなく、グレープフルーツやはっさく、日向夏を食べているような苦味と味わい。ミネラルさもあり、シャープというよりふっくらな側面も持ち合わせています。果実が程よく乗った柑橘系ワイン。飲んでいて太陽の日差しを感じる陽気なワインで、こういった体験は面白いですね。


Domaine Fontanel(フォンタネル)

Cotes du Russillon Village cuvee de Prieure 2004

キュベ・ド・プリウール04
キュベ・ド・プリウール04

2007.3.30

コート・ド・ルーション・ヴィラージュ

キュベ・ド・プリウール 2004

ドメーヌ・フォンタネル

Cave de Oyaji 3,780円

あえて誤解を承知で書けば、その色合は2003年のボルドーと似たドス黒さ。インクそのもの。苺ジャム、ダークチェリー、コーヒーなど華やかで濃い香りがふんわり。酸はそこそこ太く、ちょうどよい長さ。タンニンは溶け込んでいるようで濃いが渋すぎる要素はない。アフターで感じるビターなニュアンスはエスプレッソの喉越し。コクがあって香ばしい。ややざらついた質感は若さゆえか。印象では濃いワインでありつつも液はエレガントさが垣間見えるんですよね。バランスというか何と言うか体型の均整がとれているので何かが突出しているということがない。時間を追うごとに顕著に現れるリコリスや革のニュアンスは、香りも味わいも引き締まっていてやはり濃いのですが、アフターでは果実の甘さがほのかにシロップのように甘く、つい杯を重ねてしまう。

キュベ・ド・プリウール04
キュベ・ド・プリウール04

タンニンも樽々しいニュアンスが前面に出ていないのが好印象。今飲んで充実の液に魅了されるも良し、熟成させて新たなステージへ期待を膨らませるも良しでしょう。購入店のメモによればシラー65パーセント、グルナッシュ25パーセント、カリニャンが10パーセントとのこと。シラーとグルナッシュのこのくらいの割合は個人的な嗜好の黄金比かもしれません。最後に言うのも何ですが、濃いという表現ではニュアンスが正確に伝わりにくいかもしれません。“飲み応えがある”といったほうが近いかも。香り全開の“プリウール”は何とも好青年なワインです。【2日目】いやびっくり。プリウールは2日目がさらにお薦めです。香りは黒系果実が昨日より勢いを増し、味わいはコクの旨みを保ちつつ果実味が倍以上にUP。昨日より明らかに開いていますが、酸化などといった開き具合でなく、ポテンシャルそのものが現れてきたといった感じ。これは厚みがあり深遠なワインですよ。どこかラフィットとの共通点を感じるワインでもあります。


Guillaume Gros(ギョーム・グロ)

Cotes du Luberon"Cote Terroir" 2005

2010.6.21

コート・デュ・リュベロン "コテ・テロワール" 2005

ギョーム・グロ

Cave de Oyaji 2,940円

先日の父の日(6月20日)、ぷちぷちらぶらぶわいんからプレゼントをもらいました。前の週に鎌倉に遠足に行った際に買ったらしいのですが、可愛らしい蛙の人形のお守りでした。鈴になっていて揺らすとチリンチリン鳴ります。鈴の音って、自分が小学生の頃、ランドセルに付けていたお守り以来です。普段は耳にしても何気なく通り過ぎてしまいそうな小さな鈴の音ですが、この宝物の鈴の音は小さくても心の奥底に響きました。少し笑えたのはプレゼントをくれるとき。「父の日おめでとう」と言ってくれました。父の日っておめでとうだっけかな?ありがとうじゃないのかな・・・?と笑いながら、「心からありがとうね、ぷちぷちくん。嬉しかったよ。」さて、飲んだワインは南仏の赤。ギョーム・グロのコテ・テロワールの2005年物です。色合いは殆ど黒に近いガーネットで濃いですね。連日淡いワインを飲んでいたので、この違いは写真で歴然です。香りは革、ハーブ、胡椒、黒系果実、甘草など、重厚かつ複雑。ズシリとした香りです。飲んでみると、ミネラルの乗った酸、豊富なスパイスのニュアンス、そしてカレーのアロマが。アルコールも高く、中域に旨みの詰まった飲み応えありの1本ですが、量をたくさん飲めるタイプのワインではないようです。



Cellier de Marrenon(セリエ・デ・マレノン)

Grand Luberon 2000

グランリュベロン
グランリュベロン

2004.12.2

グラン・リュベロン 2000

セリエ・デ・マレノン

980円

"コンクールで金メダルをとりました!"の札と価格につられて近所のスーパーで購入したワイン。樫の古樽で熟成させたというグラン・リュベロンは、抜栓時から木屑のような木材香とセメダイン香。そして華やかにぶわっと香るベリーの果実香も。濃いガーネットの深い色合いはいかにも強そう。樽をはっきり感じるタンニンは舌でコロコロと転がり、粉っぽさもある。ほんのり感じる金属と高めの酸と強い樽が、パンチの効いたコクを与えている。

グランリュベロン
グランリュベロン

やや樽の主張を強調している感があるが、力強い酸がしっかりと支えていて、暴れすぎずになんとかバランスは保たれている。夕飯のトンカツとあわせてみたが、肉の脂、旨みとよく合う合う。ワインのみで愉しむよりは料理とあわせて力を発揮するように感じた。チーズともあわせたが、これまた相性は抜群だった。


Domaine Leonine(レオニヌ)

Vdf La Quinta 2005

ラ・キンタ 2005
ラ・キンタ 2005

2006.12.30

ラ・キンタ 2005

ドメーヌ・レオニヌ

Cave de Oyaji 2,200円

わずか2haの畑から造られるというビオのワイン。グルナッシュ・ブラン50%、マカブー50%というセパージュも興味深いですね。色はやや黄緑がかったような若々しい色。まだ醸造過程で試飲しているかのような、ほのかな濁り加減。微発泡。グレープフルーツのような柑橘系の果実味がフレッシュ。アフターでミネラルやほのかな苦みが舌の上で転がる感じ。

ラ・キンタ 2005
ラ・キンタ 2005

これは難しいことを一切考えずに向き合える、果実のフレッシュさを堪能できるワイン。アルコールはやや低めで軽快かつ明快な飲み口。するすると飲みつづけてしまいます。時間を置くと、柑橘系から白系果実のふんわりニュアンスも出てきました。丸みを帯びたやさしい液体。


Puech Chaud(ピュエス・ショー)

Coteaux du Languedoc 2001

ロスタンのラングドック
ロスタンのラングドック

2007.3.1

コトー・デュ・ラングドック 2001

ピュエス・ショー

Cave de Oyaji 3,400円

濃い色調とガツンとパンチが効いた酒質。ラベルを見るとR・ROSTAINGの名前が。ルネ・ロスタンが手がけるラングドックなのですね、納得。高いアルコール、果実をすっぽりと覆いつくしている革のアロマ、スパイス。まだまだ幼児期。現在はやや酸が突出していてバランス感はもうひとつですが、アフターに口中を抜けていくほのかな熟成のアロマは、将来この液が球体となった時のポテンシャルの高さを感じさせます。購入店の資料を見るとコート・ロティ流とのコメントが。口中、体内で焼けるように広がるスパイシーさは、やはりルネ・ロスタンだけにコート・ロティを彷彿させます。南仏の2001年という良年よりも、明らかにシラーとヴィニュロンの個性が酒質を造り上げたワインですね。もう5年は寝かせたいワイン、ラングドックの見事なフルボディです。それにしてもアロマが強烈。グラスからたちこめる香りはアジアンチックなお香やオリーブのニュアンス。また、味わいも煮詰めたシロップのような深みがあります。甘さではなく深いフィネスを感じます。


Thiers(ティエール)

Roses du Biguet Vin Mousseux NV

ヴァン・ムスー
ヴァン・ムスー

2010.8.5

ロゼ・デュ・ビグエ・ヴァン・ムスー NV

ティエール

Cave de Oyaji

いやぁ暑い日が続いています。体調は6月8日以来、ひどい発作はなく、もしかしたら安定に向かっているのかもと期待し始めています。まだワインをたらふく、ビールを浴びるようにと以前のようにはいきませんが、少しずつ復調に向かっていることをちょっぴり実感でき、喜びを感じます。さて、飲んだワインですが、南仏のヴァン・ムスーのロゼを開けました。シラー100%だそうで、初めて飲みました。色合いは綺麗なロゼピンク。

ヴァン・ムスーの泡立ち
ヴァン・ムスーの泡立ち

香りはほのかにスパイス、ハーブ、ベリー、アプリコットを感じます。泡立ちはやや緩いですね。飲んでみると、ほのかな甘みの後に、スパイシーさがじわりと中間を引き締めますが、全体にやや緩さは否めないですね。とはいえ、甘すぎず、苦すぎもないワインなので、幅広く受け入れられるワインではないでしょうか。暑い季節にキリリと冷やして屋外で楽しむのもよさげです。カジュアルなレンジのワインです。

Saint Peray Blanc 2003

2005.10.30

サン ペレ ブラン 2003

ティエール

ほんのり緑がかった淡いレモン色。香り華やかでまるでシャルドネのよう。実はマルサンヌ100%。爽やかな酸。まろやかで濃厚。ミネラルも多い。これだけ厚みがあるのに南仏現地ではデイリーとして消費されているとのこと。こんな素晴らしいワインがあるんだと感動しきり。


Domaine Antoine Arena(アントワーズ・アレナ)

Grotte di Sole 2000

しっかり甘くてさらっと上品なコルスの白
しっかり甘くてさらっと上品なコルスの白

2006.10.21

グロット・ディ・ソル ブラン 2000

アントワーズ・アレナ

コルシカの代表的なドメーヌのアントワーズ・アレナ。微発泡の甘口。香りは南国果実やわずかにナッツ系。清涼感にあふれる飲みやすさ。重甘すぎず、その一歩手前での寸止め感。余韻も思いのほか長い。シュガーチックだけれど、年数を経たバランスが秀逸。晴れた日に屋外で飲んだら最高のシチュエーション。


Domaine Delmas(ドメーヌ・デルマ)

Blanquette de Limoux  NV methode ancestrale Clair de Lune

ブランケット・ド・リムー NV メトー・ド・アンセストラル クレア・ド・リュニュ

2007.6.9

ブランケット・ド・リムー NV メトー・ド・アンセストラル クレア・ド・リュニュ

Love Love Winemen「究極のボルドーワイン会」での1本。

梅雨入り前のこの季節の夕暮れ前、遠路はるばる駆けつけた皆さんにどんな泡で喉を潤してもらおうかと考えた末にチョイスしたのが南仏のこのワイン。シャンパンよりも古くから造られていたという発泡性ワインは糖度の高いモーザック種100%のスパークリング。糖がアルコール発酵の途中で瓶詰めされることで生まれる甘口の発泡美酒。アルコール度数も7%程度と低く、とても飲みやすい。

甘すぎ!とおっしゃる御仁もいるかもしれませんが、駆けつけの一杯として飲み干せてしまう、まさにウエルカムな泡ではないでしょうか。モーザックの果実はミュスカデのようにやさしい側面を持ち、完熟パインとも言えそうなあふれんばかりの果実と、それをやさしくまとめた甘さが私は好きです。ドンペリやベルエポック、クリコでなく、飲みごたえより飲み心地で選んだスパークは私なりの思いがありました。