2021.11 HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル

【プラチナチャレンジ5泊目】


京都らしさがぎゅっと詰まった上質な和のホテル

HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル
HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル

リオットボンヴォイのホテルカテゴリー6と高カテゴリーにて2021年6月にオープンしたHIYORIチャプター京都ポートフォリオホテル。交通の便もよく地下鉄烏丸線京都市役所前駅から徒歩5分くらいの立地にあり、隣駅の烏丸御池駅で東西線に乗り換えることによって、あらゆる京都観光にも対応できる旅の拠点としては恵まれた地の利があります。ホテル外観は特に夜に映える造りで、部屋一つ一つの区画がまるで琉球畳のような正方形の集合のような和の造りになっています。食べる場所もホテル近くや駅の周辺にオシャレなお店が沢山ありますので、食事にも事欠かないでしょう。今回は朝食付きで一泊あたり3,000ポイントと2,000円分のホテルクレジットのついたプランの宿泊でした。早期に申し込んでいたこともあり、お得なプランでした。泊まった感想として、こちらのホテルの真骨頂は何と言っても大浴場"HIYORI NO YU"と"朝食ビュッフェ"の素晴らしさにあります。 そうした魅力も含めて率直な感想をリポートします。

和モダンなHIYORIチャプター

和を感じる外観と灯りのHIYORIチャプター
和を感じる外観と灯りのHIYORIチャプター
玄関横の木々に佇むエンブレム
玄関横の木々に佇むエンブレム
玄関アプローチ壁にあるエンブレム
玄関アプローチ壁にあるエンブレム


和モダンなフロントロビー
和モダンなフロントロビー
1階ロビー前のラウンジ
1階ロビー前のラウンジ
ラウンジ奥は"松也"のスペース
ラウンジ奥は"松也"のスペース

テルは6階建てです。今回は642号室を用意してくれました。浴槽なしのシャワーのみの部屋での予約でしたが、浴槽ありの部屋にアップグレードしたとの案内がチェックイン時にありました。マリオットボンヴォイの場合、これまでの経験ではアップグレードされるとその旨を知らせる案内を渡されていたのですが、今回は口頭だけでした。プランに含まれているポイントやホテルクレジットについては特に案内がなく、チェックイン後に私の方で思い出して改めてフロントで聞いてみたら調べてくれて、確かについているとの確認をしていたようなので、少し不安を感じる対応でしたが、接客等は丁寧で好感が持てました。1階のラウンジ入り口には無料のコーヒーサーバーがあり、ネスプレッソのような感じです。自由にくつろいで良いラウンジなのかはわかりませんでしたが、少し高級感あふれるラウンジです。

ラウンジのカウンター席
ラウンジのカウンター席
CHAPTER FACTORYの一筆箋
CHAPTER FACTORYの一筆箋
パティスリー松也(MATSUNARI )
パティスリー松也(MATSUNARI )

ウンジの一角にはパティスリーMATUNARIや旅のコンシェルジュスペースの"CHAPTER FACTORY"があり、観光や食事などの実際に訪れた人たちの生の情報を一筆箋で見ることができます。宿泊前はホテルクレジットを利用してスイーツを食べようかと思っていたのですが、宿泊代の精算にも充てられるとの案内があったため、今回はMATUNARIは利用しませんでした。また次回以降の楽しみですね。


モデレートダブルルーム(ユニットバス)

ェックイン時の案内ではアップグレードしたとのことでしたが、お部屋はかなり狭く感じる部屋でした。元々はバスはシャワールームタイプでしたので、その点がユニットバスになっただけのようです。ユニットバスになることがアップグレードかどうかはかなり微妙な感じまします。シャワールームタイプの方が部屋の細部のデザインが可愛らしい感じもしますし、大浴場もあるホテルなので浴槽の有無は直接的なアップグレードとはならない気もします。申し込んだプランでは部屋の空き状況によりアップグレードとの記載があったので、またその点も期待して週の真ん中の平日宿泊にしたので、その点では最大限の努力とは感じられず残念でした。高層階にしていただいたのがせめてもの救いでした。部屋からの景観は窓が摺りガラスになっており開かないタイプのものでしたのでわかりませんでした。と、ここまで書くとネガティブに感じられるかもしれませんが、部屋は狭いものの必要なものはすべて揃っており、なんの不便もなく過ごせました。また、結果はともかくスタッフの方の対応は非常に丁寧なもので、改めて好感の持てるものであったことを申し添えます。

螺旋構造の館内の部屋配置
螺旋構造の館内の部屋配置
浴槽付きのダブルルーム
浴槽付きのダブルルーム
和室のようなコンセプトの洋室ダブル
和室のようなコンセプトの洋室ダブル

下はエレベータから部屋までのアクセスがぐるぐると螺旋の中を歩いているような感覚の独特な造りにも感じました。ちゃんと部屋や番号を見ながらドアを意識して歩かないと迷子になってしまいそうです。ダブルベッドはキングサイズよりやや小さめに感じましたが、寝心地は申し分ないものでした。


小ぶりながらソファも。足元は琉球畳
小ぶりながらソファも。足元は琉球畳
ユニットバスタイプの水回り
ユニットバスタイプの水回り
ベッド正面にテレビ
ベッド正面にテレビ

ファはあるとやはり落ち着きますね。部屋は狭くても造付けでソファがあるのは有り難かったです。ちなみにシャワールームタイプのモデレートダブルルームだと、ソファ下に収納棚があるようです。ユニットバスはそれほど大きくありませんでした。テレビはベッド正面で見やすい位置にありました。正直な感想としては高級なビジネスホテルといった感じの趣の部屋でした。今回は良いプランをまだコロナ禍の頃に予約していたため安かったのですが、今普通に予約すれば2万円半ばはすると思いますので、部屋の広さからすると満足感はなかなか厳しいものがあると思います。もちろん広いタイプの部屋もあると思いますが、一般的な感覚としてはビジネスホテルの印象が残ってしまう広さであることが勿体ないと感じた次第です。


大浴場"HIYORI NO YU"

HIYORI NO YUの案内板。湧き水を沸かしたお風呂です
HIYORI NO YUの案内板。湧き水を沸かしたお風呂です

浴場「HIYORI NO YU」はホテル一階にあります。入口にセンサーがあり、カードキーをかざしてドアを解錠し出入りするタイプでセキュリティは万全ですね。浴槽は御影石風呂のある大きな内湯のほか、石庭のある半露天風呂の二つになります。ホテル館内は備え付けのルームウェアでの移動は原則禁止ですが、大浴場のみは部屋からHIYORI NO YUまでルームウェアと館内履きのまま移動が可能です。利用は宿泊客のみに限られており、午前は6:00~9:00、午後は17:00~24:00まで入浴できます。お湯は地下水脈から汲み上げた湧き水を使用しているようで、まさに清水の地名にも由来があるそうです。実際にお風呂に浸かってみて、柔らかなお湯で熱さはちょうどよく長時間入っていても湯疲れしません。半露天もあるため、外の風に当たることもでき繰り返し入れてしまいます。また、大浴場内の明るさもまるで半地下か洞窟内であるかのような明かりを抑えた照明であるため、落ち着いてゆったり浸かることができます。

HIYORI NO YU男性入口暖簾
HIYORI NO YU男性入口暖簾
清潔感あふれる和モダンな脱衣場
清潔感あふれる和モダンな脱衣場
洗い場は10箇所あります
洗い場は10箇所あります

横長のHIYORI NO YU大浴場の内湯
横長のHIYORI NO YU大浴場の内湯
HIYORI NO YUの内湯に浸かりながら
HIYORI NO YUの内湯に浸かりながら

浴場にルームカードキーをかざして入場すると、用意してあるタオルを大小それぞれ棚から受け取ります。ロッカーは鍵付きのため安心です。洗い場は大浴場に入ってすぐに10箇所程ありますが、背の高さのある仕切りがあるため隣の方のシャワーなどが飛んでくることはありません。湯船は内湯はとても広く横幅は15メートル位はありそうです。奥行きもゆったりあるので、多少混雑してもお客さん同士が距離を保って入ることができる広さです。灯りも程よく暗がりのため静寂な雰囲気のお風呂です。ホテルの外観を見たときにこれ程しっかりした大浴場があるとは想像がつきませんね。サプライズです。

HIYORI NO YUの半露天風呂
HIYORI NO YUの半露天風呂
半露天風呂の灯りと庭石
半露天風呂の灯りと庭石
半露天風呂は外の灯りが優しいです
半露天風呂は外の灯りが優しいです

露天風呂は広さは4人程度入れる広さですが、距離を保って入るには2人まででしょう。やはり照明は抑えめの明るさで落ち着きます。半露天なため外気も感じ、長時間湯船に浸かったあとは涼めます。写真には写っていませんが一人掛けの椅子も置いてありました。落ち着いた和モダンなHIYORIチャプター京都らしいお風呂だと思います。

HIYORI NO YUの内湯の正面
HIYORI NO YUの内湯の正面
HIYRI NO YU半露天風呂に浸かりながら
HIYRI NO YU半露天風呂に浸かりながら
洞窟内にいるような灯りが幻想的です
洞窟内にいるような灯りが幻想的です

テルにある大浴場は、温泉ではないタイプだと、これまでの経験では清潔感という点であまり印象深いホテルはなく、どちらかというと落ち着いてじっくり入れないというイメージがありました。こちらのHIYORI NO YUはその真逆の好印象で、長居したくなるゆったり落ち着いて入れるお風呂でおすすめできます。京都の好立地にこれだけの良い大浴場を持つHIYORIチャプター京都はこのお風呂が強力な利点ですね。


研ぎ澄まされた美味精鋭の朝食ビュッフェ

まる前の情報ではコロナ禍にあってメインはワンプレートにての提供を中心とした、ドリンク類等のセミビュッフェとの情報で、ボリューム的に少なめとの声が多かった朝食ですが、コロナも落ち着きを見せてきた訪問のタイミングでは完全なビュッフェ形式でした。ラウンジ受付で部屋番号を伝え席に案内されます。ちょうど窓側席が空いていたため、外の明りを感じながら気持よく朝食をいただきました。食べた感想としては品数は決して多くはありませんが、どの品も真に美味しいものを厳選したイメージで、こんな朝食を食べたかったと思える品々で感心しました。食べたあとの満足感は相当なものです。朝食だけでも食べに来る価値のある優れた内容です。

松也の奥のラウンジが朝食会場です
松也の奥のラウンジが朝食会場です
窓側席は開放感に溢れています
窓側席は開放感に溢れています
暖色の灯りで統一された落ち着くラウンジ
暖色の灯りで統一された落ち着くラウンジ

食ラウンジは外光を取り入れながらも落ち着いた雰囲気が漂っています。どの席もビュッフェスペースから遠くないため、丁度よいスペース感です。品数は押さえめでどれも美味しく興味を惹かれるため、そんなに大食いではない私ですが全品を制覇することができました。

フレッシュジュースやスムージー
フレッシュジュースやスムージー
厳選された美味しい品々のビュッフェ
厳選された美味しい品々のビュッフェ
トマト風味のカポナータ
トマト風味のカポナータ

パンはどれも秀逸、ジャムもビュッフェで
パンはどれも秀逸、ジャムもビュッフェで
白米に鴨出汁と薬味
白米に鴨出汁と薬味
生ハムとチーズ
生ハムとチーズ

リンクはアップルやオレンジも瓶に入ってセルフで注ぎます。特に美味しかったのはスムージーです。果物と野菜のスムージーですが、ほんのりセロリを後味で感じるものの、オレンジやニンジンを主体としたどろっとしたスムージーらしいスムージーで飲みやすかったです。照焼チキンもホロホロに解けるほどの柔らかいチキンで上品な照り焼きです。唐揚げは魚で甘鯛でした。こちらも思いのほかあっさりしていて美味しい。京都では甘鯛を"ぐじ"と呼ぶそうです。生ハムは塩加減が絶妙でチーズも種類豊富で少しずつ美味しさを楽しめます。どの品も美味しいものの精鋭揃いで驚きです。

新鮮な野菜もたっぷりと
新鮮な野菜もたっぷりと
柔らかい照焼チキンとぐじ(甘鯛)の唐揚げ
柔らかい照焼チキンとぐじ(甘鯛)の唐揚げ
チーズの乗ったサンドイッチはトースターで
チーズの乗ったサンドイッチはトースターで

におかわりをしたのがパン系と鴨出汁をかけた御飯です。パンはミニサンドイッチに卵が挟んであり、表面にはチーズがトッピングしてあります。これをアルミ皿に乗せてトースターで温めます。チーズが溶けて丁度よい美味しさになります。ミニハンバーガーも美味しく、コンビーフがサンドしてあります。こちらも温めると最高に美味いです。鴨出汁はご飯をよそい、海苔や錦糸玉子、漬物や鶏ササミなどをトッピングして注ぎます。これが鴨の旨味がぎゅっと詰まっていて癒やされる美味しさでした。どれも印象深い品々ばかりです。リピート必須の朝食ビュッフェです。


HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテルは、まだこれから伸びしろのある頼もしいホテルだと感じました。高級ホテル激戦区の京都にあっても、大浴場があり、美味しい朝食があり、誇れるホテルの特長だと思います。一方で部屋数が多いためか、一番売れる部屋が狭すぎるのが課題です。せめてもう少し広めの部屋に惜しみなくアップグレードすることで、リピーターを呼び込めることでしょう。部屋さえ克服すればまっ先に選択肢に入るホテルになるはずです。