【プラチナチャレンジ11泊目.12泊目】
かねてから訪れたかったモクシー京都二条。ようやくの訪問が叶いました。最寄駅の二条駅は、京都駅からJR嵯峨野線で本数は少ないものの7分程度と近く、また地下鉄を乗り継げば東西線でもアクセス可能。二条駅からも徒歩で3分程度とモクシー京都二条は抜群にアクセスの良いホテルです。また、二条城は徒歩で10分ほどにあり、ぶらりと立ち寄れる観光地の魅力にも事欠きません。元々派手さが売りのモクシーですが、京都のモクシーはポップな中に和をアレンジした絵画なやオブジェなども多く、古都をオマージュしたコンセプトを感じます。一方でBARも健在で夜の似合うモクシーらしさはしっかり保っています。今回の宿泊記は、クリスマスシーズンに訪れたモクシー京都二条を紹介します。なお、今回の宿泊はEarn Eat Enjoyというプランで、毎日朝食とホテルクレジット2,000円、ボーナスポイント2,000円が付いていて、2泊で30,003円。朝食やクレジットなどを差し引くと素泊まりなら実質2泊で16,000円くらい。まずまず安価なプランでした。
ホテルは8階建てで正面からはやや奥行きのある長方形な感じです。外観は昼間は落ち着いた佇まいで街並みに溶け込んでいてモクシーにしてはおとなしい印象。夕方になると暖色の明かりが1階を中心に灯り、バーエリアが外から見てとても賑やかに映えます。一方で建物の高さを控えているため行き過ぎた派手さは抑えられ、夜でも京都の街並みとして受け入れられる外観です。ホテルに入るとモクシーらしい賑やかな世界観に。和とポップが融合した心地よいちょうど中間くらいの日本人にとっては絶妙に引き込まれる楽しい世界です。
ソファ席や椅子などの寛ぐ空間、畳敷きの小上がり。飾られた和の絵やタペストリーなども和洋をミックスしたおしゃれなもの。ロビースペースはモクシー京都二条では滞在にとても重要なスペースで、振り返るとバーで食事はちょっと…初めは思っていた方も、ドリンクを飲みながらきっと長居したくなる場所としての素敵な思い出に変わっているはずです。
常設のフリードリンクのコーナーがありませんが、ホテルクレジット付きのプランなどを利用することで、バーカウンターで飲んだり食べたり、気分によってバーから少し離れた寛ぎのソファ席で食べたりと、自分にあったら静と動のスイッチを切り替えられる居場所があるのも特長です。
予約していた部屋は"うめスタンダードクイーン、低層階17㎡です。ゴールドエリート特典でのアップグレードはありませんでしたが、チェックアウトは14時までOKでした。17㎡ですがモクシーらしくインテリアは壁掛けで配置されるタイプのため、思いの外広く感じます。ホテル滞在のお部屋はやはりベッドの質感がポイントですが、その点こちらのベッドはマットレスも硬すぎずちょうどよく、クイーンサイズでゆったり体を投げ出して寝ることができました。
テーブルが壁に折りたたむタイプだったり、メッセージボードがあったりと、モクシー京都特有の造りもなかなか楽しいです。テレビは50インチと大型でベッド正面に壁掛けのため見やすくスペースも取りません。シャワールームや洗面台、お手洗いの配置などは、京都のモクシーも他のモクシーと同じ造りになっています。お部屋の雰囲気としては、基本モクシーらしいポップでガチャガチャした感じがありつつも、やや派手さを抑えた日本人に合った雰囲気のように感じ、その中でも和を感じる楽しい絵などはインバウンドにもきっと受けるもでなかなか考えられた造りだなと感じました。
また、部屋のベッド脇が広くスーツケースを広げて置くこともできる便利さと、壁に造り付けの折りたたみ机の大きさが色んな作業にちょうど良く、電源もあるためパソコン作業やお化粧台としても使い勝手が良くて大活躍でした。
17㎡というマリオットボンヴォイホテルの中では最もスタンダードな広さでも、それを感じさせない空間の演出は見事で、とても心地よいお部屋時間を過ごすことができました。正直なところ、今回泊まった2階は1階との昇降時間も短く済み、部屋の広さも不自由を全く感じなかったため、アップグレードなしでも滞在として全然OKでした。
朝食はロビーラウンジでいただきます。モクシー京都二条は、ビュッフェではなくプレート提供で、お粥タイプの和風かワッフルタイプの洋風かの2択から選びます。ドリンクは、朝食時間帯のみドリンクバーからジュース類(アイスはオレンジ、グレープフルーツ、コーヒー、紅茶。ホットはマシンからコーヒー、紅茶)を飲むことができます。お粥は無味なので、ソルトを振るか、付け合せのお漬物など薬味と合わせていただきます。このほか温泉卵と卵スープもついてきます。ワッフルのプレートは、ワンプレートにワッフル3枚、ウインナー2本、ミニサラダ、フルーツが盛り付けてあり、このほかにスープが付きます。
朝食のボリューム感としては少なめといったところで、ビュッフェのような華やかさはないメニューですが、コンパクトに美味しい朝食といった感想。でも、こうした朝食をバーラウンジの様々な楽しい席でゆったり食べれるのはモクシーの魅力ですね。本当にゆったりと食べれますよ。お値段としては今回はプランに含まれていますが、単品で頼むと1,500円です。会員割引でゴールドは1,275円の換算になりますが、感覚的にはゴールドエリートの割引が入ってもまだ高めに感じる内容かなと思います。とはいえ、また食べたいと思う美味しいものなので、私は次回訪問時にも朝食は付けます。
ちなみにお粥についてですが、付け合せの小鉢で温泉卵とジュレがありますので、これを最初からお粥に投入して混ぜながら食べるとすこぶる美味でした。ワッフルプレートは美味しいですが如何せん量が少なくお子様ランチ程度のボリューム感のため、少なめで大丈夫であることが前提の選択肢になると思いました。なお、モクシーの朝ごはんは、プラチナエリートの朝食サービス付帯の対応が無く、食べるには基本有償になります。
バーラウンジは24時間営業のモクシー。食事のメニューはナンのような生地のピザやサラダボウル、お麩のチーズフォンデュなどの軽食に限られるので、しっかり夕飯といったものではありませんが、お酒を飲みながら美味しいサイドメニューも食べつつお腹いっぱいになるにはダイニングとしても十分使えます。私は夕飯は基本外で食べつつ、夜にバーとしてドリンクを飲んだり、追加の夕飯的に食べたりと利用しましたが、普段からバーで飲む機会がほとんどないため、おしゃれな気分で新鮮に楽しめました。ホテルのバーでありながらオープンスペースなのが特長で、DJを間近にミュージックの中に居たいならバーカウンターやその近くの席。ノリノリのミュージックを少し離れたところで耳にしながらゆったりと過ごしたいときは奥のソファスペース。そんな風に席を分けることで自分のオンオフに合った時間を過ごすことができましたよ。
ドリンクもサイドメニューもお値段としては安くはありませんが、ここでもゴールドエリートの15%割引が利くため助かります。やっぱりバーで飲むドリンクは雰囲気も良く美味しいですよね。ちなみに、ペッパーポークフラットブレッドは濃いめの味噌ペーストが美味しく夕飯代わりにもなるピザのような存在感。キャラメルアップルフラットブレッドはリンゴの洋菓子のようなデザート感覚のピザのよう。メープルシロップもたっぷりで、お腹いっぱいでも食べれてしまう素敵なメニューでした。このほか、ピリッとパンチの効いたパスタのアラビアータもいただき、バーのフードメニューも種類は少ないもののお味は折り紙付きだと感じました。なお、バーメニューのフードや朝食も含め、ドリンク以外はオーダー時に呼び出しセンサーを受け取り、出来上がると配膳のカウンターで受け取るシステムになります。ドリンクはバーカウンターのその場でジュースやアルコール共に提供してくれます。
良い意味で驚いたのはバーを含めたロビーラウンジの夜の人の多さです。22時を過ぎると段々と人が減りますが、それまでは子供も含め時間を追うごとに大盛況になっています。家族連れでも楽しめるバーラウンジの使い勝手の良さ所以なのでしょう。
モクシー京都二条に6階に共用スペースとしてバルコニーがあります。部屋の窓が開放できないホテルの構造上、ホテル内に居ながら外の空気を感じられるスペースは貴重です。
スペース的には10畳くらいで、鳥の巣箱(入口中は塞がっていて鳥は入れそうにありません)もありました。見つけづらく6階をぐるぐる巡らないと行けない場所なので、何となく秘密基地的なワクワクを感じるスペースです🍀
行ってみると特に…といった方もいるかもしれませんが、京都の町並みを見ながら深呼吸でき、静かな時間が流れる場所なので個人的には気に入っています。
今回の滞在での夕飯は、三条通商店街にあるさらさ3と鉄板焼きのキュウゾウに行きました。どちらもとてもリーズナブルなのが特長で、さらさ3はパスタやピザ、ハンバーグなどのイタリアンメニュー。アラカルトで頼んでも1人2,000くらいの予算でドリンクも含め楽しめます。お味も問題ありません。
そんな中で、キュウゾウは特におすすめでした。安価で創作のメニューが豊富で、鳥や豚、牛の鉄板焼きをお好み焼き的な感覚で美味しく熱々で楽しめます。もちろんお好み焼き系のメニューも豊富。アルコール類も安価で、お腹いっぱい食べすぎるくらい食べて飲んで3,000円程度。ホテルからも徒歩5分位なので、興味のある方は是非行かれてみてください。スタッフの心地よい元気さ明るさも好印象です。個人的にはそば飯が美味でしたよ。
なお、徒歩での時間ですが、さらさ3は三条通商店街のモクシー京都二条側の入口から徒歩15分位、キュウゾウは同じく1分くらいになります。ちょうど商店街の反対入口どおしくらいの位置にありますので、行かれる際は徒歩の時間にもご注意ください。
クリスマスの滞在をどこで過ごすか迷いつつ、プラチャレ中であることやホテルプロモーションのポイント付与があること、ターゲットプロモーションの週末ポイント2倍など諸々の状況も踏まえ滞在に選んだモクシー京都二条。来年からのカテゴリー廃止に伴うポイントの使い勝手がどうなるのか分からない状況でもありますので、プラチャレ中は安さとポイント獲得を優先のにと自分に課した基本の考えに拠りました。プラチナ達成後はなかなか泊まる機会のないホテルになるかもしれないと訪れましたが、泊まったあとの感想は真逆で、大好きな京都にあっては使い勝手の良いホテルのため今後も定期的にプランなどチェックしていきたいホテルとなりました。コスパが良いプランであれば京都で常に最善の選択肢になり得るホテルてす。