オリンピック規制が敷かれ首都高速が値上げ期間のため、遠回りですが圏央道から東北道に入り訪れた今回の日光旅行。最初の観光地が中禅寺湖エリアのため、日光道路の終点まで進んでの日光入りとなりました。首都高速を使わないとさすがに遠くなりますね。通常より1時間ほど多くかかりました。観光の後にホテル到着です。ホテルは3階建ての横長で緑に囲まれた造り。フェアフィールドは都心部を除きどこも同じような形、構造のホテルが基本のようですね。高層でないことが、目の前にある小高い山や周囲の緑に溶け込んだ佇まいを、より自然に演出しているようにも感じます。ホテル駐車場は敷地隣に段差にして10メートルくらい下段にあるため、駐車場に車を停めたら階段を登ってのアクセスになります。もちろん駐車無料です。
一大観光地の日光にあっては、何と言っても立地が最高で、日光東照宮は車で5分、中禅寺湖は車で30分程度の距離です。日光界隈の散策に自由に車で出かけられるのが嬉しいですね。気になるのは宿泊の値段ですが、今回はホテルバウチャーを利用して宿泊しました。公式サイトからの申し込みのプロモーション料金は1名17,424円ですが、ホテルバウチャーを利用することでフレキシブル料金扱いにらなり、11,495円での宿泊(35%割引)になります。なお、11,495円は基本どの日も固定の料金になります。マリオットボンヴォイのカテゴリー4のフェアフィールド日光としては、通常に泊まると11,495円を大きく超える日も多いことから、ホテルバウチャーが活躍するホテルといえるでしょう。価格面の使いやすさからも日光における頼もしい拠点のホテルといえます。インターを降りてすぐに着く立地も、長い距離の高速道路を運転してきたドライバーにとっては何気に嬉しいポイントです。
プライベートに散策できる庭がフェアフィールドの中では比較的広めで、ウッドデッキで実用的に休憩できるのがフェアフィールド栃木日光の特長ともいえます。ここで飲んだホテルのアイスコーヒーは最高でした。季節もあって程よい気温と涼しさで過ごすのに快適な庭です。アクセスはロビーからベランダを出てのみとなります。外からは植え込みがあり立ち入れません。
テラスでくつろぐ時間は今回のフェアフィールド滞在の多くの時間を占めていました。朝食に、コーヒータイムにと大活躍のテラス席です。広がる青空と鳥のさえずり、虫の鳴く音とそよ風に癒やされまくりです。
ロビーを兼ねる宿泊者共用スペースは栃木のフェアフィールド三兄弟(日光、宇都宮、茂木)の中ではやや狭めに感じますが、それでも大きなテーブルや座り心地の良いソファやイスがありゆったり寛げる空間となっています。日光の土地柄による書物や工芸品、美術品、写真(華厳の滝や中禅寺湖等)もディスプレイされており、落ち着く空間でもあります。日光散策をしてホテルに帰り着き、身体を休める…そんな時間には、後に紹介するお部屋で寛ぐのも素敵ですが、こちらの共用スペースの利用もおすすめします。旅の寛ぎの時間をもっと豊かにしてくれるはずです。
フェアフィールド・バイ・マリオット栃木日光では無料で24時間いただけるコーヒーマシンがあり、テラス席や館内ソファで座りながら、非日常なゆったりとした優雅なコーヒータイムを楽しむことができました。加えて目を引いたのがワインサーバーがあることです。常時4種類の銘柄のワインをこちらは有料ですが頂くことができます。ワインの銘柄としてはごくカジュアルなものになりますが、広々としたソファに腰掛けながら、1日の終わりにゆったりとワインを飲むことができるなんて嬉しいサービスですね。ワインは一杯500円で、フロントでグラスを受け取るシステムです。フランス、スペイン、イタリアのワインで、普段高級なワインを飲まれている方にとってはかなりカジュアルな部類の位置づけのワインになると思います。とはいえ、ワンコインのグラス飲みで購入でき、ある程度産地の個性を感られるワインのセレクトとしては考えられたのだろうと察しました。
館内は1階フロント横にコンビニエリアがあります。購入はフロントにて行い、現金は不可です。アルコールは販売されていませんでしたが、おつまみ類や軽食、お菓子などが豊富にありました。ベーグルやパン類もあります。自販機にあるドリンクもそうですが、価格がホテル価格でなくコンビニ価格に抑えられているところが嬉しいですね。
泊まったのはスタンダードツインルーム。フェアフィールドは基本、スタンダードのダブルかツインのみの客室タイプとなり、これより上のグレードの部屋はありません。アップグレードが叶うならば少しでも上層階にといったくらいになります。ツインルームの部屋は25平米になりますがソファもあり、寛ぐスペースとして狭さは感じません。何より空間を遮るものがほぼないため、むしろ部屋が広く感じられます。また、木の温もりを感じる造りのため、日本人には安心感のあるのは勿論のこと、外国の方には日本テイストを感じる良い造りだと感じます。お風呂はありませんがシャワースペースがあり、汗を流す程度には充分です。お手洗いもまずまずの広さでバリアフリー対応になっています。窓のカーテンの遮光性は完璧で申し分ありません。このほか、ドライヤーや電気ケトル、冷蔵庫(冷凍スペースなし)があります。マリオットボンヴォイホテルらしい、高級感も感じる良い部屋です。我が家がこんな部屋だったらなぁと感じます。ベッドの硬さや寝心地も最高で快適の極みでした。
夜灯に照らされたフェアフィールドも散歩をしていてとても綺麗です。ロビーの共用スペースは暖色の灯りが優しくテーブルを照らしていて、思わずコーヒー片手にソファに座ってゆったりしてしまいます。外のテラスも暗がりにフェアフィールドのロゴが映えてなかなか綺麗です。7月は夜外にいてもとても涼しくて気候もちょうどよいですね。
朝食は予めホテルにお願いしていたお弁当です。フェアフィールド・バイ・マリオット栃木日光でのお弁当がどのような内容か楽しみにしていました。出てきたのは何と日光埋蔵金弁当。
こちらのお弁当は東武日光鬼怒川温泉の駅で、SL大樹にちなんで販売されている「SL大樹日光埋蔵金弁当」だそうで、中に重厚感ある重たいスプーンがついています。フェアフィールドでは更に金のスプーンもお土産用に付けて2,000円で提供しているようです。二段重ねのお弁当でご飯は酢飯になっています。サーモンはホクホクで焼きたてのような味わい。湯葉巻きも出汁が染み込んで美味。朝からボリュームたっぷりのお弁当です。開けてびっくりのなかなか楽しいお弁当でした。
〜Epilogue〜
日光は小学6年生以来で訪れました。華厳の滝や龍頭の滝、中禅寺湖など、思わず小学生の頃にタイムスリップしたようで感動しました。当時からだいぶ時間が立ちましたが、昔の自分と同じように訪れている小学生たちを見て、笑顔が止みませんでした。
思い出はこうして次世代へと受け継がれいくものなんですね。大人になった(なりすぎた)今は、ゆっくりと当時を思い出しながら観光して過ごしました。
今回はオリンピック連休中の滞在ということもあって、翌日も満室とのことでレイトチェックアウトはできず11時のチェックアウトでしたが、また次回の来訪時はゆっくりと観光の拠点として楽しみたいところです。